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美人プロデューサー杉野希妃、竹島問題で日韓が揺れる中、韓国・釜山映画祭参加への意義明かす

美人プロデューサー杉野希妃、竹島問題で日韓が揺れる中、韓国・釜山映画祭参加への意義明かす
女優でありプロデューサーでもある杉野希妃

 韓国で開催中の第17回釜山国際映画祭で、女優・プロデューサーとして活躍中の杉野希妃の3作品が選出された。

 杉野は「釜山はわたしの女優デビュー作『まぶしい一日』(2005年)と初プロデュース作『マジック&ロス』(2010年)が上映された場所であり、その後プロデュースを手掛けることになるエドモンド・ヨウ監督やヤスミン・アフマド監督(2009年死去)との出会いもすべてココ。映画人としての様々な初体験をさせてくれた場所に再び戻って来られてうれしい」と語り、早速会場中を走り回っている。

 選ばれたのは、いずれもプロデュース&出演した内田伸輝監督『おだやかな日常』とアドルフォ・アリックス・ジュニア監督『カラヤーン(原題) / Kalayaan』(フィリピン・オランダ・日本・米国合作)で、共にア・ウイドウ・オン・アジアン・シネマ部門で上映される。さらに監督作『忘却』(日本・韓国合作)も、世界から出資者を募る企画マーケット向けの作品の中に入った。中でも『おだやかな日常』はワールドプレミアで、東日本大震災直後の東京を舞台に放射能汚染の脅威に右往左往する人々を描いた野心作。今年は園子温監督『希望の国』など震災をテーマにした日本作品が選ばれていることもあり、現地での反応が気になるところだ。

 「きっと賛否両論あると思うが、震災後の日本は本音を語れなくなり、今、これを作らないと先に進めないと思いました」という杉野も「今回の釜山で震災映画が多いのは、映画祭側が意図的に選んだというより、日本の表現者が物語の背景として震災に触れずにいれらない状況になってしまったということだと思います。映画祭プログラマーのキム・ジソクさんいわく、『希望の国』は震災をメタファーで描いているが、『おだやかな日常』はリアリズムで描いている。対比して観賞したら観客はどう思うのか、非常に興味深い、と話していたのが印象的でした」と語る。

 ただし現在、竹島問題で日韓関係に暗い影が差し込んでいる。その最中に開催される釜山国際映画祭に影響が及ばないか懸念されるが、杉野は「人と人と繋げるのが映画だし、文化だと思います。小さな一歩でもいいから、わたしたち映画人に何が出来るのか釜山で示したい。それを実践するためにも参加したいと思いました」と胸の内を明かした。

映画『おだやかな日常』は12月22日より東京・渋谷ユーロスペース、大阪シネ・ヌーヴォほか全国順次公開予定


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