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『007』シリーズのドキュメンタリー作品とは? プロデューサーが明かす(1/2)

『007』シリーズのドキュメンタリー作品とは? プロデューサーが明かす
『007』シリーズのプロデューサー、バーバラ・ブロッコリ

 映画『007/カジノ・ロワイヤル』や『007 スカイフォール』をプロデュースしたバーバラ・ブロッコリが、『007』シリーズのドキュメンタリー映画『エヴリシング・オア・ナッシング:知られざる007誕生の物語 / Everything or Nothing: The Untold Story of 007』について語った。

 同作は、『007』シリーズの原作者イアン・フレミングの生い立ちから作家としての苦悩、さらにその原作の映画化権を獲得し、シリーズの映画化を始めた制作者アルバート・R・ブロッコリやハリー・サルツマン、そして同映画シリーズにジェームズ・ボンドとして主演した俳優たちが、製作の舞台裏を明かしていくドキュメンタリー作品。バーバラ・ブロッコリは、映画『007』シリーズの製作を始めたアルバート・R・ブロッコリの娘で、映画『007/ゴールデンアイ』から同シリーズの製作を担当している。

 新作で23作目となる『007』シリーズだが、近年そのシリーズへのアプローチの仕方に変化はあったのだろうか。「シリーズを製作するうえで重要なのは、世界状況と主役を演じる俳優なの。わたしが、ピアース・ブロスナンとともに映画『007/ダイ・アナザー・デイ』を製作していたときに、あの9.11同時多発テロが起きたの。あの映画自体は成功したけれど、次のシリーズを新たに製作しようと脚本を書き始めたときに、どのような方向性でいこうか迷ったわ。なぜなら軽薄で、あまりファンタスティックなジェームズ・ボンドでは、その当時のシリアスな世界状況に合わないと思ったからなの。だから、共同制作者マイケル・G・ウィルソンとともに、原作者のイアン・フレミングが最初に執筆した長編小説『カジノ・ロワイヤル』を映画化し、シリアスな方向性に変えたの。そしてダニエル・クレイグが、それを(方向性を)主演で体現してくれたわ」と語った彼女こそが、周りの反対を押し切って、ダニエル・クレイグをキャスティングした張本人でもあった。

 『007』シリーズで、最初のジェームズ・ボンド役を演じたショーン・コネリーついて「彼こそがシリーズを始めるきっかけになったし、彼が出演していなかったら、今わたしがこの場で取材に応じることもなかった。でもほとんどは、制作者だった父親を通して会っていて、もう実際には何年も会っていないわ。ただ、彼とは面白いエピソードがあって、映画『007は二度死ぬ』を日本の離島で撮影していたときに、当時6、7歳だったわたしは体調を崩して寝込んだことがあったの。泊まっていた場所が畳で、西洋のベッドがなかった。でも、唯一西洋のベッドが送られてきたのが主演のショーン・コネリーだった。すると、わたしの病気を知った彼は、母のもとを訪れ、『病気の子どもがいるなら、このわたしのベッドを使ってくれ!』と言ってくれたの」と明かした。ただ映画内では、そんな微笑ましいことだけでなく、彼女の父親アルバート・R・ブロッコリとショーン・コネリーが対立していく経緯も描かれている。


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