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山本太郎、まさかの主演オファーに驚き…久々の主演作を熱く語る!

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山本太郎
山本太郎

 17日、新宿のK's cinemaで映画『EDEN』初日舞台あいさつが行われ、主演の山本太郎が本作に対する思い入れを熱く語った。山本は満員の観客席を前に「オファーをいただいたのは、ちょうどこの国の発電方法に物申していた時期でして。僕を主役で使うなんて勇気があるなとビックリしました」とあいさつし、会場からは拍手が沸き起こっていた。

映画『EDEN』フォトギャラリー

 オファーされた当時、山本は反原発運動がきっかけとなって所属事務所を辞めることになったばかり。俳優として苦しい立場に立たされていたが、「台本を何度読んでも、笑って泣けて。この役は誰にも渡したくないと思いました」と述懐。それだけに「1年以上過ぎて、やっと初日を迎えられて胸がいっぱいです」と感無量の表情だった。

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 「今、世の中的に見ても、人に優しくない世の中だと思う。この作品でも描かれていますが、特にこの国をコントロールする人たちが目先の利益だけに走ってしまって。結局は弱い人たちにしわ寄せがいく世の中だと思うんです」と切り出した山本は「でも作品を作ることでメッセージは伝わると思う。まず自分を愛さなければいけない。そしてそばにいる人に愛を与えないといけない。この作品にはそんな気持ちが詰まっている。生きているだけで素晴らしいと伝えられる作品になった」とその胸に詰まった思いを一気に語りつくした。

 本作は、『フラガール』『パッチギ!』などを手掛けた元シネカノン代表の李鳳宇が久々にプロデューサーを務めた作品。この日の舞台あいさつにはほかに、中村ゆり齋賀正和池原猛小野賢章大橋一三ノリピー日向丈木下ほうか武正晴監督が登壇した。(取材・文:壬生智裕)

映画『EDEN』は新宿K’s cinema、オーディトリウム渋谷ほか全国順次公開中

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