「ハリポタ」作者の大人向け小説がテレビシリーズに BBCが映像化

　「ハリー・ポッター」シリーズで知られるイギリスの作家J・K・ローリングが手掛けた大人向け小説が、英国BBC製作でテレビシリーズ化されることになったとVarietyほか各メディアが報じている。

世界的ヒットシリーズとなった映画『ハリー・ポッターと賢者の石』写真ギャラリー

　ドラマ化が企画されているのは、ローリングが「ハリポタ」後に手掛けた長編小説「カジュアル・ベイカンシー　突然の空席」。イギリスの田舎町で、ある中年男性の死をきっかけに連鎖する事件と、それをきっかけに人々の内面が暴かれていくさまが描かれる。児童文学だった「ハリポタ」から一転、性や暴力描写も登場する、ローリング初の大人向け小説として話題になった。

　「ハリポタ」に続く著作の映像化となったローリングは「BBCからの（映像化の）依頼に、ぞくぞくしています」と喜びをコメント。「ハリポタ」は2001年に映画『ハリー・ポッターと賢者の石』として映画化され、大ヒットシリーズとなった。ドラマ化についてローリングは「以前から、この作品を映像化するならテレビシリーズが最適だと感じていたんです。そしてBBCは（本作のドラマ化に）完璧な場所だと思います」と早くも自信をのぞかせている。

　シリーズの英国における放送時期は、2014年を予定しているとのこと。果たして『ハリー・ポッター』のように、世界的なヒット作品となれるのか。期待したいところだ。（西村重人）