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小津安二郎監督に触発された展覧会「無」、ポルトガルの鬼才監督&彫刻家が日本で開催

小津安二郎監督に触発された展覧会「無」、ポルトガルの鬼才監督&彫刻家が日本で開催
展示作品を前に語る彫刻家ルイ・シャフェスとペドロ・コスタ監督(左から)

 ポルトガルから来日中の映画監督ペドロ・コスタと彫刻家のルイ・シャフェスが、コラボレーションを行った展覧会「MU[無]-ペドロ コスタ&ルイ シャフェス」の開催を前にした6日、会場となる原美術館で記者会見を行った。

 本展覧会は、それぞれ「映画」と「彫刻」という異なる表現領域で国際的に活躍しながら、プライベートでも友人である2人が、作品による対話を試みる企画展。過去にも母国でコラボレーションを行ったことがある2人が、今回日本で開催する展覧会のタイトルを「MU[無]」としたのは、敬愛する小津安二郎監督の墓碑に刻まれた一文字「無」に触発されてのことだという。

 これまで山形国際ドキュメンタリー映画祭審査員や、東京造形大学客員教授を務めるなど、日本に縁があるペドロは「数年かけてルイとわたしで企画を練り、1年前にこの原美術館の空間を見てどう作品を展示するか考えをめぐらせた結果がこの展示。今は新鮮な気持ちです」とオープニングを迎えての思いを語った。そして「この展示で言えることは、(展示されている)各部屋が非常に濃厚な密度の高い力で、そこに存在しているということ。ご覧になった方がそれを感じ、そして、皆さん自身の解釈で作品を受け止めて頂けたらと思います」とこれから作品を鑑賞する日本人へメッセージを送った。

 一方、主に鉄を素材とする彫刻家として活躍するルイは、今回の展示会タイトルを「MU[無]」にしたことついて「ペドロの作品を観るといつも小津安二郎の影響が見受けられるし、わたし自身も小津監督を非常に敬愛している。いろんなものが複合的に混ざったこの展示には「MU[無]」というタイトルが適していると思った。西洋人にとって「無」は「Nothing」、何もないとなってしまうのですが、日本人にとっての「無」というのは、非常に多くの意味をはらんだもの。その解釈は非常にわたしたちに訴えるものがあったのです」と日本文化への敬意をにじませながら説明していた。(古河優)

展覧会「MU[無]-ペドロ コスタ&ルイ シャフェス」は12月7日~2013年3月10日まで品川の原美術館で開催


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