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今年は芸能界の妊娠&出産ラッシュ! 自分らしい「理想の出産」って!?

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妊娠、出産、子育ての理想と現実の大きなギャップを赤裸々に描いた映画『理想の出産』
妊娠、出産、子育ての理想と現実の大きなギャップを赤裸々に描いた映画『理想の出産』 - (C) 2011 MANDARIN CINEMA-GAUMONT-RANCE 2 CINEMA-SCOPE PICTURES-RTBF

 妊娠&出産ブームの昨今、ヒロインが実際に体験する妊娠、出産、子育ての理想と現実の大きなギャップを赤裸々に描いたフランス映画『理想の出産』が話題を呼んでいる。

映画『理想の出産』写真ギャラリー

 今や日本の芸能界はちょっとした妊娠&出産ブーム。今年だけでも女優の黒木メイサをはじめ、歌手の倖田來未、タレントの小倉優子らが続々と出産。同様に紗栄子神田うのなど、ママタレントとして芸能界に復帰し、活躍の場を広げている芸能人も多い。

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 しかし、現在第3子を妊娠中の辻希美が、体調不良のため数日間ブログの更新を休止したことからもわかるように、実際に仕事と育児の両立はなかなか大変なもの。本作でも主人公・バルバラが味わうつわりの苦しみや、ホルモンバランスの乱れで陥るうつ状態、そして出産後の子どもの夜泣きで困惑する場面が描かれ、まさにリアルで理不尽な妊娠、出産、子育ての現実を物語っている。

 近年では、母親が育児ノイローゼでわが子に手をかけてしまうような悲惨な事件が起きているのも事実で、バルバラのように次第に孤独や不安を募らせていく女性も多いに違いない。今回主演に抜てきされたルイーズ・ブルゴワンは「わたしも、バルバラが孤軍奮闘する気持ちはよくわかるの。フランスは個人主義が徹底しているから、たとえ家族であっても、なかなか素直に助けを求められないものなのよね」とコメント。

 日本より社会保障や、ベビーシッターの確保の面などで進んでいるというフランスでも、やはり出産や子育ては一筋縄ではいかないようだ。だからこそこの映画を観てしっかりと予習をし、自分なりの「理想の出産」に臨む覚悟が必要だ。(取材・文:平野敦子)

映画『理想の出産』は12月22日より新宿シネマカリテほかにて全国順次公開

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