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アンジェリーナ・ジョリー監督、日本軍による捕虜虐待描く小説を映画化

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アンジェリーナ・ジョリー
アンジェリーナ・ジョリー

 アンジェリーナ・ジョリーが、第2次世界大戦中の日本軍によるアメリカ人捕虜虐待の実態を描いた小説「Unbroken: A World War II Story of Survival, Resilience, and Redemption(原題)」を映画化することが発表された。The Hollywood Reporterが報じた。

 「Unbroken: A World War II Story of Survival, Resilience, and Redemption(原題)」は、映画『シービスケット』の原作者ローラ・ヒレンブランドが、現在95歳のイタリア系アメリカ人男性ルイス・ザンペリーニの生涯を描いた小説。

 ルイスは、陸上選手として1936年のベルリン・オリンピックに出場した後、アメリカ空軍に入隊。飛行機の墜落で太平洋を47日間漂流し、たどり着いたクェゼリン島で捕虜となり、元オリンピック選手という肩書のために生かされ、日本兵から数々の虐待を受けた人物。同作は、The New York Timesのベストセラーリストで14週にわたり1位を獲得した作品でもある。

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 今回の映画化発表に際し、アンジェリーナは「ローラ・ヒレンブランドの素晴らしい小説を読み、ルイス・ザンペリーニの英雄伝に心を打たれました。わたしはすぐに映画化する機会を得ようと動き出したんです」とコメントを寄せた。

 製作を手掛けるのは、ユニバーサル・ピクチャーズとウォルデン・メディア。すでに、『マディソン郡の橋』で脚本を務め、『P.S. アイラヴユー』では脚本だけでなく監督も務めたリチャード・ラグラヴェネーズが手掛けた脚本に、『グラディエーター』『エリザベス:ゴールデン・エイジ』『レ・ミゼラブル』のウィリアム・ニコルソンが手を加えた脚本が完成しているという。

 アンジェリーナは、昨年製作された映画『イン・ザ・ランド・オブ・ブラッド・アンド・ハニー(原題)/ In the Land of Blood and Honey』などで監督を務めているが、「Unbroken: A World War II Story of Survival, Resilience, and Redemption(原題)」の映画化は、アンジェリーナが初めて大手映画会社とタッグを組む作品となる。(編集部・島村幸恵)

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