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2012年、ハリウッド娯楽映画を支えた二人の映画監督が死去…その功績を振り返る

2012年、ハリウッド娯楽映画を支えた二人の映画監督が死去…その功績を振り返る
(右)トニー・スコット監督(左)ノーラ・エフロン監督 - (右)Julien M. Hekimian / Getty Images(左)Henry S. Dziekan III / Getty Images

 日本最高齢現役監督として活動を続けていた新藤兼人監督が亡くなったのをはじめ、2012年には多くの映画人が死去した。今回はその中でも特に現在のハリウッド映画に影響を与えたと思われる映画監督のトニー・スコットさん、そしてノーラ・エフロンさんの功績を振り返った。

 『エイリアン』のリドリー・スコット監督の弟として知られるトニーさんを一躍ヒットメーカーの座に押し上げたのが、1986年の映画『トップガン』。その後も『ビバリーヒルズ・コップ2』『エネミー・オブ・アメリカ』など、いわば王道のハリウッド映画を撮り続けたトニーさん。常に一定の水準をクリアする職人肌の監督として新作が注目される存在だったが、『トップガン』続編製作がアナウンスされた矢先にまさかの自殺。理由は明らかにされていないものの、そのニュースには多くの映画ファンが肩を落としたはずだ。

 アクション映画を多く手掛けたトニーさんとは対照的に、ロマンチック・コメディーの分野で多くの名作を遺(のこ)したのは、ノーラ・エフロンさん。『恋人たちの予感』の脚本家として注目を浴びたノーラさんは、その後は自らの監督・脚本で『めぐり逢えたら』『ユー・ガット・メール』という恋愛映画の佳作を発表。どちらの作品も当時デートムービーとして注目を浴びたので、甘酸っぱい思い出と共に覚えている人も多いのでは?

 『めぐり逢えたら』ではラジオ、『ユー・ガット・メール』では当時ようやく一般に浸透し始めたEメールを重要な舞台装置にしたノーラさんは、遺作『ジュリー&ジュリア』では何と料理ブログを題材に。1941年生まれと決して若いとはいえない年齢だったが、常に流行の最先端を走ろうとするその姿勢がそのキャリアを支えたことをうかがえる。

 アクションとロマンチック・コメディー、ジャンルは違えど1980年代から現在に至るハリウッド映画の潮流を決定付けたといっても過言ではない二人。ノーラさんは女流監督の先駆けとしても知られており、そういった意味でも現在のハリウッドに与えた影響は計り知れない。これから年末年始の休みに入るという映画ファンは、追悼の意を込め、二人の監督作品を観るというのもいい休みの過ごし方かもしれない。(編集部・福田麗)


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