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宮迫博之、がん全快も周囲の病人扱いに苦笑い

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 雨上がり決死隊の宮迫博之が8日、神奈川県・緑山スタジオで撮影中の新連続ドラマ「夜行観覧車」(1月18日放送開始)制作発表会見に主演の鈴木京香石田ゆり子夏木マリ高橋克典安田章大(関ジャニ∞)と共に出席し、胃がん手術後の順調な回復ぶりと撮影の様子を明かした。

 同作は、映画化された「告白」などで人気を誇る湊かなえの同名小説を原作に、ドラマだけのオリジナルエピソードを加えて映像化したサスペンスドラマ。高級住宅街のエリート一家で起きた殺人事件をきっかけに広がる3世帯の家族の崩壊と再生を描く。

 宮迫は、早期胃がん治療のため昨年12月に入院するなど撮影参加が危ぶまれたこともあり、当時の心境を「ここで降板したらえらい迷惑かけるなとか、夏のシーンで川に入る場面の撮影がまだ残っているので冬に川に入ったら死んでしまうだろうかとか心配しました」と振り返る。手術成功後の12月22日に退院し、30日には同スタジオで撮影を開始。「がんはきれいに取れたので、今は順調に現場に参加しています」と元気に撮影に臨んでいる様子を笑顔でアピールした。

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 そんな本人の気持ちとは裏腹に撮影現場では腫れ物扱いされて困惑する場面もあるそうで「完全に元気になって戻ったのに、近づいてきて小声で『大丈夫?』って聞かれたり、今はロケが寒いので簡易ストーブを僕の周りにに6つくらい置いてくれたり。僕はそんなに寒くないので女優さんに当ててあげてくださいって感じです」とすっかり元気な本人と体調を気遣う周囲との温度差を明かして笑いを誘った。

 宮迫は、お笑いだけでなく役者としても定評があるだけに劇中では主人公を演じる鈴木の夫を好演。家族をテーマに描いた作品だけに「がんのこともあり、ドラマと自身の家族とを重ね合わせて家族の絆の大切さを再確認させていただきました」としみじみ語り、「嫁はほとんど病室に来なかったけど」と冗談も飛ばしていた。(取材・文:中村好伸)

ドラマ「夜行観覧車」は1月18日夜10時よりTBS系列にて放送

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