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スティーヴン・ソダーバーグの新作はジュード・ロウ、ルーニー・マーラ共演のヒッチコック調のスリラー

スティーヴン・ソダーバーグの新作はジュード・ロウ、ルーニー・マーラ共演のヒッチコック調のスリラー
(左から)スティーヴン・ソダーバーグ監督、脚本家スコット・Z・バーンズ、ルーニー・マーラ、ジュード・ロウ、ヴィネッサ・ショウ

 大作からインディーズまで幅広くこなすスティーヴン・ソダーバーグ監督が、新作『サイド・エフェクツ(原題) / Side Effects』について、俳優ルーニー・マーラ、ジュード・ロウ、ヴィネッサ・ショウ、脚本家スコット・Z・バーンズと共に語った。

 同作は、インサイダー取引で捕まり刑務所にいた夫マーティン(チャニング・テイタム)が出所したが、過去に女性の精神科医(キャサリン・ゼタ・ジョーンズ)の診療を受けていた妻エミリー(ルーニー・マーラ)は再び情緒不安定になり、新たな精神科医のジョナサン(ジュード・ロウ)から「Ablixa(アブリクサ)」という薬を勧められ飲む。すると、その薬の副作用からエミリーの秘めた本性が明らかになり、事件に巻き込まれていくというスリラー作品。ヴィネッサ・ショウは、精神科医ジョナサンの妻を演じている。 

 スコット・Z・バーンズは脚本執筆のきっかけについて「この脚本はずいぶん前に執筆した。僕があるテレビ番組で働いていたときに、その番組のリサーチででベルビュー大学のサシャ・バードレイという法医学の精神科医に会ったんだ。彼の話では、ヴァンパイアの話をする人や、過去に地下鉄で人を押してしまったことのある人も居たそうで、話を聞いているうちに法医学の精神科医に興味を持ち始めたことが、このストーリーのきっかけになった」と精神科医との出会いを語った。

 脚本を読んだソダーバーグ監督は「スコットが(人々が抱える)精神の問題を社会的な問題として捉え、それをスリラー作品の主体として描いていることが気に入った。以前はこのようなスリラー作品はよく作られていた。個人的に80年代はアメリカの映画史で最低の10年だったと思うけれど、優れた独立系映画作品はあって、映画『危険な情事』『白と黒のナイフ』などがそうだった。今作は、あのような映画の現代版と言ってもいいだろう」と語り、さらにテレビシリーズ「0011ナポレオン・ソロ」の映画化を降板したことで、この作品を制作することになったことも明かした。

 ジュード・ロウは自身が演じた精神科医について「精神医学を調べると、ポジティブなものと、いくらか恐怖を感じる要素があると思う。この映画のために僕が調べた精神科医の中には、(精神的苦痛を患っていた)人々の人生を変えてしまったケースもあれば、薬の量によって患者を余計に精神的苦痛に追いやるケースもあった。この映画では僕が演じる精神科医が、ルーニー演じるエミリーには(予想していた治療法が)効かなかったことから問題が生じていくんだ」と語った。

 最後に、ルーニーはエミリーを演じるうえで精神的なバランスを図るのが難しかったこと、妻役を演じたヴィネッサは、希望の持てる精神科医の家族として捉えてほしいと語った。映画は、女性患者が精神科医を振り回すが、どんでん返しの設定が待ち受けているヒッチコック調のスリラーな展開が興味深い作品になっている。 (取材・文・細木信宏/Nobuhiro Hosoki)


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