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やっと見つけてくれた…ベルリン映画祭参加『チチを撮りに』監督・キャストが喜び吐露

やっと見つけてくれた…ベルリン映画祭参加『チチを撮りに』監督・キャストが喜び吐露
家族のみたいな仲の良さの監督、キャスト陣 左から松原菜野花、柳英里紗、渡辺真起子、中野量太監督

 ベルリン国際映画祭への正式招待が決定している映画『チチを撮りに』の記者会見が4日、有楽町の日本外国人特派員協会で行われ、出演者の柳英里紗、松原菜野花、渡辺真起子と中野量太監督が出席、初の長編作品がベルリン出品となった中野監督はじめ女優陣が、喜びを語った。

 長年音信不通だった父が死の床にあることを告げられ、同居する母から「死にゆく父の顔」を撮影して欲しいと頼まれ旅立つ2人の姉妹を描く本作。「ぼくの中にある思いにうそなく作り、(その思いに)応えてくれた人がいたから作れた」と満足げな中野監督は、悲しみと面白みが同居する内容に「悲しみに直面した人間の面白さを撮りたかった」と作品に込めた思いを語った。

 劇中で姉妹の母親を演じた渡辺は、昨年中国のマカオで開催された「第55回アジア太平洋映画祭」で最優秀助演女優賞を受賞する熱演を披露。「わたしは結婚もしていませんし、子どももいない」としながら、「『もし家族がいたら』と想像することはできる。違いがあるからこそ、あったかもしれない人生を想像することができる。この映画で愛されているお母さんを、子どもの視点からも見ることができた」と演技の裏側を明かし、「光栄に思っています」と感謝の言葉を述べる。

 一方で姉妹を演じた柳と松原は、印象的なシーンを聞かれた松原が、姉妹2人で帰路につく場面と答えると、柳が「妹(松原)を足で蹴るところ」と切り出し、会場を爆笑に包む。すると柳は、「お互いに信頼関係があったので遠慮することなく蹴ることができて、本当にすごく気に入ってます」とさらに過激な発言。本作のポイントとして「家族」という言葉何度も口にしていた女優陣が、本作を通じて育んだ絆の強さをうかがわせた。

 そんな本作は、映画祭に出品された映画の中から、厳選された作品の劇場公開を支援する「SKIPシティDシネマプロジェクト作品に選ばれ、ついには「第63回ベルリン国際映画祭」ジェネレーション部門において、ティーンエイジャーを対象とした14プラス部門に正式招待。中野監督は「ベルリン映画祭などは想像もしていませんでした。『やっと見つけてくれたな』って。SKIPのおかげです。とても感謝しています」と喜び満面の笑顔で語っていた。(取材・文:県田勢)

映画『チチを撮りに』は2月16日より新宿武蔵野館ほか全国順次公開


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