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『ダイ・ハード』とほぼ同じ興行を稼いだ全米大ヒットのラブロマンス作品を、ラッセ・ハルストレム監督が語る!

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ラッセ・ハルストレム監督
ラッセ・ハルストレム監督

 映画『ギルバート・グレイプ』、『砂漠でサーモン・フィッシング』などでおなじみのスウェーデン出身のラッセ・ハルストレム監督が、新作『セイフ・ヘイヴン(原題) / Safe Haven』について語った。

ラッセ・ハルストレム監督作品 映画『親愛なるきみへ』写真ギャラリー

 同作は、暗い過去を持つケイティ(ジュリアン・ハフ)は、ノースカロライナの小さな町にたどり着き、人目につかない暮らしを始めるが、妻を亡くし、2人の子どもを抱えてコンビニを経営するアレックスジョシュ・デュアメル)と恋に落ちる。しがらみを抱えていたケイティに希望が見え始めた矢先、彼女の過去が徐々に忍び寄ってくるというドラマ作品。「きみに読む物語」、「メッセージ・イン・ア・ボトル」の作家ニコラス・スパークスの同名小説をラッセ・ハルストレム監督が映画化している。

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 ラッセ監督は、映画『親愛なるきみへ』でもニコラス・スパークスの小説を映画化している。「今作の脚本をプロデューサーのマーティ・ボーウェンから渡されたとき、このような脚本は読んだことがないと思ったんだ。もともと、僕はキャラクターの個性によってストーリーが展開する話が好きで、本作のようなラブロマンスとスリラーが交錯する作品で、新たなジャンルを開拓しようと思ったのが製作のはじまりだった」と製作のきっかけを語った。

 これまで映画『バーレスク』、『ロック・オブ・エイジズ』などのミュージカル作品の出演が多かったジュリアン・ハフを主演にした経緯について「これまで僕が観た彼女の作品は、『フットルース 夢に向かって』と『ロック・オブ・エイジズ』、そしてテレビ番組「ダンシング・ウィズ・ザ・スターズ」のわずかなダンスシーンの映像だけだった。だから、そのパフォーマンスだけでは彼女の演技の幅を観ることはできなかった。だが、オーディションの際に彼女の演技の幅を垣間見て、さらに才気も感じ、彼女にチャンスを与えることにしたんだ。彼女の演技は素晴らしかったと思っている」と語った。

 演出手法について「ジュリアン・ハフとジョシュ・デュアメルはオーディションでも共に演じ、彼らは撮影1週間前から一緒にセットを歩き回っていたため、僕と彼らはお互いに知り合う時間があった。そのため、もともとリハーサル嫌いな僕は、今作ではリハーサルもしなかったうえに、彼ら二人と話し合って現場で脚本を改稿することさえあった。そして撮影に入ると、(事前に話し合っていたために)できる限り脚本を忘れて撮影をしていたんだ」と彼なりの手法を話した。

 最後にラッセ・ハルストレム監督は、60年代後半にスウェーデンの数々の有名なバンドのミュージックビデオを制作していたことも明かした。映画は、全面を通してラブロマンスとスリラーを並行して描くことは普段難しいとされているが、ラッセ・ハルストレム監督の見事な演出が、不自然さを感じさせない映画に仕上がっている。 (取材・文・細木信宏/Nobuhiro Hosoki)

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