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西田敏行、大雪の東北で涙の抱擁!東北三県で映画『遺体 明日への十日間』舞台あいさつ敢行!

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震災後、釜石市で遺体安置所の世話役を務めた千葉さんと抱擁を交わす西田
震災後、釜石市で遺体安置所の世話役を務めた千葉さんと抱擁を交わす西田

 俳優の西田敏行が24日、東日本大震災で津波による壊滅的な打撃を受けた東北三県(岩手県、宮城県、福島県)を訪れ、主演を務める映画『遺体 明日への十日間』の特別舞台あいさつを行った。本作は、東日本大震災後に岩手県釜石市の遺体安置所で遺体の身元確認や故人の供養に尽力した人々にフォーカスした石井光太の原作ルポタージュを映画化した作品。

『遺体 明日への十日間』ギャラリー

 同日朝に東京を出発した西田は、本作のメガホンをとった監督の君塚良一とともに東北三県、三カ所の映画館を訪問。西田の出身地である福島県・ワーナーマイカル福島、宮城県・MOVIX利府、作品の舞台となった釜石市のある岩手県・フォーラム盛岡で舞台あいさつを行った。

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 この日の東北地方は、吹雪くほどの大雪。故郷の福島で西田が、「今日は寒い中、足元の悪い中、よぐ来てくったね~」と福島弁であいさつすると、客席からは大歓声が沸き起こった。舞台あいさつ終了後、西田はマイクを持たないまま「この映画は、収益金がそのまま復興支援金になりますので、ぜひ皆さんお友だちやご親戚を誘ってご覧ください。お願いします!」とアピール。「めげることなく、復興の日を信じて、日々を生きていきましょう!」と語りかけた。

 また岩手県での舞台あいさつには、西田が演じた主人公・相葉常夫のモデルとなった釜石市の民生委員・千葉淳さんも駆けつけた。客席に千葉さんを見つけた西田は、「3月11日の14時46分まで、震災で亡くなった方々は今日自分の人生を終えるなんて誰ひとりお考えになっていなかったと思います。その理不尽な死に対して、亡くなった方の声を聞きとろうとし、尊厳を守ろうとした、素晴らしい崇高な行為は、さまざま遺体安置所でなされたと思います。僕は千葉さんを演じさせていただいたことは、自分にとって人生を変えられる瞬間でした」とあいさつ。終演後には、西田の元に駆け寄った千葉さんが「ありのままのことを映画にしてくれた。泣きながら観ていました」と号泣。固い抱擁を交わした西田の目にも大粒の涙があふれた。

 分刻みの過酷な移動スケジュールとなったが、君塚監督と西田は時間の許す限り観客を握手をして語り合い、東北の人々と交流。「とても感動しました。ありがとうございました」と涙ぐむ観客の手をしっかりと握り、「ありがとうね、頑張ろうね」と繰り返す西田と監督からは、被災地への熱き思いが伝わってきた。(編集部・森田真帆)

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