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戦争の悲惨さを伝える…永瀬正敏、村上淳ら、映画『戦争と一人の女』に込めた思い

戦争の悲惨さを伝える…永瀬正敏、村上淳ら、映画『戦争と一人の女』に込めた思い
左から村上淳、江口のりこ、永瀬正敏、井上淳一監督

 19日、「エロス」という視点から戦争の悲惨さを描き出した映画『戦争と一人の女』完成報告記者会見がヒューマントラストシネマ渋谷にて行われ、本作をプロデュースした元文部科学省官僚で映画評論家の寺脇研が本作に込めた思いを語った。会見には、寺脇のほか、出演者の江口のりこ、永瀬正敏、村上淳、メガホンを取った井上淳一監督、脚本を務めた荒井晴彦が出席した。

 寺脇は、本作に村上演じる帰還兵が米や食料をエサに何人もの女をおびき出し暴行するというむごたらしいシーンが描き出されていることについて、「確かに女性の立場から観るとつらいという意見もあった。しかし、逆にこういうことをきちんと描いてくれてすばらしいと言ってくれた人もいた」とコメント。それに対して村上も「(脚本の)荒井さんがガチンコに書いてくれた作品。ひどいことはひどいと伝えないといけない」と力強くうなずいた。

 『戦争と一人の女』は、「くだらない映画が多すぎるから、自分が観たい映画を作るんだ」という寺脇の決意をきっかけに作られた作品。坂口安吾による同名小説を原作に、戦争末期、不感症の女(江口)と虚無的な作家(永瀬)、そして中国戦線から身も心も病んで帰国した元兵士(村上)たちの運命が交錯していくさまを描き出した。

 完成した映画に、村上は「松竹撮影所の技術と伝統を引き継いだ作品」と満足げな表情。今年でデビュー30周年を迎える永瀬は、自身の役者人生を振り返り、「僕みたいな役者を30年も使ってくれる映画界に感謝ですね。この作品に出会えて感謝しています」と誇らしげに語った。(取材・文:壬生智裕)

映画『戦争と一人の女』は4月27日よりテアトル新宿にて公開


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