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広末涼子、稲垣吾郎演じた理想の夫ぶりを思い出して赤面「こんな旦那さんほしい」

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 女優の広末涼子が24日、新宿ピカデリーで行われた映画『桜、ふたたびの加奈子』の舞台あいさつに夫婦役の稲垣吾郎(SMAP)らと出席し、劇中で演じた稲垣の良夫ぶりについて「こんな旦那さんがほしい」とメロメロな表情を見せた。

広末涼子、稲垣吾郎演じた理想の夫ぶりを 画像ギャラリー

 劇中では最愛の娘を亡くす母親という重い役を熱演した広末と、彼女を優しいまなざしで支える夫を演じた稲垣。広末はそんな稲垣の夫ぶりに、「会場に女性ファンの方もたくさんいると思いますが、惚れ直すと思います」と語りかけ、「理想的な本の中の世界ではあるけど、寛容さや包み込む感じがすてきです」と、しみじみとコメントした。

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 それを受けて稲垣自身も「今まで潔癖症だったり悪役だったり個性的な役が多かった中で、久しぶりに普通の田舎の男性の役でした」と振り返りつつ、「僕もこの役は好きです。僕でなくてもこういう包容力のある男性にあこがれると思います」と自身の役に愛着を持って演じていたことを明かした。

 さらに、広末は稲垣の新境地ともいえる本作の演技について「すごくいい意味で今回は稲垣吾郎さんが稲垣吾郎さんを捨てているんです。今まで見たことのない稲垣さんなのに、違和感もなくて自然体で新鮮でした」と最大級の讃辞を呈すると、稲垣も「ありがとうございます」と嬉しそうに受け止めた。また、広末は栗村実監督が撮影中に稲垣をいかに“普通の田舎の男性に見せるか”という演出に悩んでいたことも明かし、「どうしてただ新聞を広げているだけなのにインテリに見えてしまうんだろう? コーヒーを注ぐだけでかっこいいんだろう?」という撮影現場での栗村監督の声を明かして会場をどっと笑わせていた。

 同作は新津きよみの小説「ふたたびの加奈子」を、『飯と乙女』の栗村実監督がメガホンを取ったヒューマン・ドラマ。幼い娘を亡くし心に深い傷を負った夫婦を広末と稲垣が演じ、死んだ娘の生まれ変わりに会いたいと切望する妻と彼女を支える夫、妊娠中の女子高生と彼女を見つめる男子高校生、彼らの接点となる古本屋の店主による物語が描かれる。舞台あいさつには広末と稲垣のほか、福田麻由子高田翔江波杏子、栗村実監督も出席した。(取材・文:中村好伸)

映画『桜、ふたたびの加奈子』は4月6日より新宿ピカデリーほかにて全国公開

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