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アレキサンダー・スカルスガルドとジェイソン・ベイトマンが語るソーシャル・ネットワークに左右される人々を描いた映画とは?

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ジェイソン・ベイトマン(左)、アレキサンダー・スカルスガルド(右)
ジェイソン・ベイトマン(左)、アレキサンダー・スカルスガルド(右)

 映画『モンスター上司』のジェイソン・ベイトマンと、テレビドラマ「トゥルーブラッド」のアレキサンダー・スカルスガルドがタッグを組んだ新作『ディスコネクト(原題) / Disconnect』について語った。

ジェイソン・ベイトマン出演映画『マゴリアムおじさんの不思議なおもちゃ屋』写真ギャラリー

 同作は、子どもを失った元海兵のデレク(アレキサンダー・スカルスガルド)とその妻シンディ(ポーラ・パットン)、イジメられている子どもを抱える父親リッチ(ジェイソン・ベイトマン)とリディア(ホープ・デイヴィス)、そしてインターネットのポルノサイトで働くカイル(マックス・シエリオット)と彼の動向を追うニュースリポーター、ニーナ(アンドレア・ライズブロー)の3つの構成からなる、ソーシャル・ネットワークを通して交流する様々な人間模様を描いたドラマ作品。監督は、新人ヘンリー=アレックス・ルビンがメガホンを取っている。

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 アレキサンダー・スカルスガルド演じるデレクの背景について「デレクが妻のシンディと出会ったのは海軍に居た時代で、当初はお互い愛し合い、全てが上手くいっていた。だが彼が海外で従軍後に帰還して以来、もとの生活に戻れずにいるんだ。そのうえ彼は仕事や上司を嫌っていて、そんな中ようやく子どもができて普通の生活ができると思った矢先に子どもを失ってしまう。そして妻との関係が終わりそうになっている状態からこの映画が始まっていくんだ」と述べた。

 コメディー作品への出演が多いジェイソン・ベイトマンは、ドラマ作品に出演してみて「僕はドラマ作品にあまり出演しないから、ドラマ作品をキャストする際には、僕みたいな俳優は第1候補に挙げられないが、ヘンリー監督は僕を第1候補としてキャストしてくれた」と感謝した。役柄についてジェイソンは「リッチは仕事熱心で常時携帯を側に置くタイプだが、家族の前ではそれほどヒドい態度を取るわけでもなく、ごく普通の父親なんだ。だが、彼の子どもがある写真をソーシャル・ネットワークに載せたことが火種となり、それが後に非人間的な行為を招くことになる。そしてリッチは、自分の子どもに非人間的な行為をした連中を捜し出すことになっていくが、観客が登場人物よりもその犯人を知っている設定が興味深いんだ」と話した。

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 ヘンリー監督の演出について「この映画は人間の繊細な生の声が含まれ、人間のつながりも描かれている。そして(ソーシャル・ネットワークなどを利用する)テクノロジー機器がいろいろな意味をもたらすことになるんだ。ヘンリー監督は、もともとドキュメンタリー映画を製作していたために、これらテクノロジー機器によって人がどのように左右されるか理解している。さらにテクノロジー機器を使用しているシーンも多いが、映画全体に躍動感があって、とても素晴らしい映画だと思う。だから参加できて良かったよ」とジェイソンが語った。

 映画は、顔の見えないテクノロジー機器でつながっていると感じている人々が、言葉だけの関係だったり、あるいは利用されていたりと、人のつながりに対して疑問を提起した興味深い作品に仕上がっている。(取材・文・細木信宏/Nobuhiro Hosoki)

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