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本物の集落を再現!映画美術の第一人者・種田陽平のこだわり

本物の集落を再現!映画美術の第一人者・種田陽平のこだわり
監督のこだわりを明かした種田陽平

 20日、台湾映画の歴史大作『セデック・バレ 第一部 太陽旗』『セデック・バレ 第二部 虹の橋』の初日舞台あいさつが渋谷ユーロスペースで行われ、ウェイ・ダーション監督とプロダクションデザインを手掛けた種田陽平が登壇した。映画に込めたメッセージや撮影時のエピソード、セット作りの苦労話などを交えながら、この日を迎えられた喜びを饒舌(じょうぜつ)に語った。

 一時は日本公開を危ぶむ声も聞かれたが、「絶対に日本で公開したい」という強い思いを持ち続けたというダーション監督。ついにこの日を迎え「うれしさと同時に凄く緊張している」と感慨深げに語り、さらに「インターナショナル版は2時間半に短縮されたものですが、日本と台湾だけは二部構成のフルーバージョンで公開されることになった。これは素晴らしいこと!」と喜びを爆発させた。

 また、本作のプロダクションデザインを担当した種田は「この映画に関わったのは2008年から2010年頃。とにかく日本上映を待ち望んでいたので本当にうれしい」と語り、困難を極めたセット作りに対しては「世界中の人々が理解できる歴史上の物語なので、監督のこだわりがものすごかった。とくに原住民の集落に関しては『本物を再現したい』ということで、相当苦労しましたね。徹底した歴史考証はもとより、実際に原住民の方にアドバイスをいただきながら手伝ってもらったりとか。まず監督を満足させること、そこに集中しましたね」と舞台裏を明かした。

 種田といえば、『キル・ビル』シリーズから『ステキな金縛り』まで映画美術の第一人者として国内外で高い評価を受けるクリエイター。そんな百戦錬磨の彼の目から見たダーション監督とはどんな人物なのか。「一見、柔和に見えますが、山に入ると別人になるんです。とにかく足腰が強くて、俳優よりも体力がある。頭で考える、というよりは、現場派の監督ですね。あとは台湾では驚くほど有名人!」と目を細めながら述懐した。

 本作は、台湾の日本統治下時代に起きた原住民・セデック族による武装蜂起「霧社事件」を、二部構成で描いた一大歴史巨編。第一部では苦境を強いられたセデック族が武装蜂起するまでを描き、第二部では日本警察、軍による報復、憎しみや家族愛が交錯する中、セデック族の人々を襲う悲劇が描かれる。(取材・文:坂田正樹)

映画『セデック・バレ 第一部 太陽旗』『セデック・バレ 第二部 虹の橋』は4月20日より渋谷のユーロスペース、吉祥寺バウスシアターほか全国順次公開


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