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インド映画ナンバーワンヒット『タイガー~伝説のスパイ~』のカーン監督、新作は独立運動家スバス・チャンドラ・ボースが主人公

インド映画ナンバーワンヒット『タイガー~伝説のスパイ~』のカーン監督、新作は独立運動家スバス・チャンドラ・ボースが主人公
カビール・カーン監督 - 写真:中山治美

 2012年のインド映画界でナンバーワンのヒットを叩きだしたアクション映画『タイガー~伝説のスパイ~』のカビール・カーン監督が、日本とも縁の深いインドの独立運動家スバス・チャンドラ・ボースを主人公にした新作を企画していることがわかった。このほど来日したカーン監督がインタビューで明かしたもの。

 ボースは、英国からのインド独立を目指し、第2次大戦中に日本の支援を得てインド進攻を企てた日印の歴史においても重要な人物だ。しかしあえなく惨敗し、終戦直後に事故死している。その死を巡ってはいまだ議論がなされているが、東京・杉並区の日蓮宗連光寺にボースの碑があり遺骨も埋葬されている。

 カーン監督は以前にもボースとインド国民軍を追ったドキュメンタリー『The Forgotton Army(忘れられた軍隊)』を製作しているが、今回は新たにフィクションで挑みたいという。中でも元国民軍と協力した日本人との再会シーンを日本で撮影したいという意向があり、来日中には関西地方を中心にロケハンに勤しんだ。

 カーン監督は「キャラクターの背景には京都が似合うと思う。特にニ寧坂(二年坂)が気に入ったんだけど、撮影できるかな?」と早くも映像イメージが膨らんでいるようだ。現在、脚本を執筆中で、来年にも撮影したいという。

 カーン監督はもともとドキュメンタリー出身で、ボリウッドらしい娯楽大作『タイガー~伝説のスパイ~』でも、いまだ緊迫関係にあるインドとパキスタンのスパイ同士が恋に落ち、任務そっちのけで駆け落ちをはかるという挑戦的な作品を発表。インドでは歴代興行収入第2位の記録を打ち立てたが、パキスタンでは上映禁止の措置を受けた。

 カーン監督は「今まで撮ってきた娯楽作でも、必ず政治的な問題が背景に隠れているのが私の作品の特徴です。インドでは映画の影響力が非常に大きいので、作品を通して人々を啓蒙できればと思っています。『タイガー~伝説のスパイ~』を観た観客たちも、きっと敵対心より愛情を育むことを選んだ主人公たちを好意的に受け止めてくれたと思います」と胸を張った。(取材・文:中山治美)
 
映画『タイガー~伝説のスパイ~』は4月20日より全国順次公開


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