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『聖☆おにいさん』森山未來&星野源、主役に抜てきされた理由…アフレコの苦労を振り返る

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アフレコを振り返った森山未來と星野源
アフレコを振り返った森山未來と星野源

 累計1,000万部を突破している中村光の人気コミックを原作にした映画『聖☆おにいさん』の森山未來星野源が、同作で初挑戦したアニメ声優について振り返った。「もっとこうしたかったっていうのはたくさんある」と口をそろえた二人だったが、お互いについては「源ちゃんは完璧だったよ」「未來は問題ないよ」と褒め倒し。テレビドラマ「ウォーターボーイズ」で共演して以来何かと縁があるということで、気心が知れた様子を見せた。

映画『聖☆おにいさん』フォトギャラリー

 世紀末を無事乗り越えたイエス・キリストとブッダが東京・立川でバカンスを送るさまを描いた本作。森山は新しいもの好きで浪費家のイエスを、星野は自分とお金に厳しいブッダを演じているが、お互いにアニメ声優初挑戦ということもあり、自身の経験不足を痛感する場面もあったという。とりわけアフレコ時点では絵が制作中だったため、絵コンテに声を吹き込む作業になり、星野は「台本でイメージしていたものや絵コンテからなるべく想像してアフレコに臨んだのですが、最後に上がってきたものを観ると、『こうなっているのか』と驚きと発見がたくさんありました」と告白する。

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 だが実は、メインキャストに本職の声優ではない二人が抜てきされたのは、そうした経験のなさ、言ってみれば「何色にも染まっていないこと」が理由の一つだった。イエスやブッダは一般人とは違う“聖人”、それも日本にはバカンスに来ているという設定であり、日常のささいなことにも新鮮な驚きを感じる。森山は高雄統子監督との話し合いを振り返り、「そういう聖人のふわっと浮いた感じを出すために、本職の声優さんではなく、あえて役者を起用したということをお聞きしました」と明かした。

 実際、本編では日本の四季折々の風景や出来事にフォーカスしている側面があり、それについては二人も「普段僕たちが生活しているよりもリアル」(星野)、「それが日本を物珍しく思うブッダとイエスの視線なのかもしれない」(森山)と監督の意図を汲んでいる様子。二人のほかの声優は本職で固められており、それも二人のふわふわした感じを強調する結果につながったという。

 そして出来上がった作品については、原作ファンだという二人も太鼓判。森山は「マンガでとがっていた部分、源ちゃんの言葉を借りるならオルタナティブな部分は抑えられて、穏やかな柔らかい映画に仕上がっている」、星野は「ブッダのキャラクターもそうですが、優しさみたいなものが強調されいてると思う」と言葉こそ違えど、同じものを感じていることをうかがわせた。原作の良さを生かしつつも、映画版ならではの魅力を追求した作品に手応えを感じているようだった。(編集部・福田麗)

映画『聖☆おにいさん』は5月10日より全国公開

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