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救世主?それとも疫病神?論争を巻き起こした“神”映画!

救世主?それとも疫病神?論争を巻き起こした“神”映画!
中村光の人気コミックがついに劇場アニメ化! - 映画『聖☆おにいさん』 - (C) 中村光・講談社 / SYM 製作委員会

 日本ではなじみの薄いテーマながら、海の向こうではたびたび「神」「宗教」を題材にした映画が製作されている。だが、題材が題材だけに論争を巻き起こすこともしばしば。資金難に陥っていたスタジオを救ったまさに“救世主”といえる作品から、大規模な上映禁止運動に発展した“疫病神”まで、過去の宗教映画を振り返る。

 アカデミー賞史上最多11部門を獲得した『ベン・ハー』は、ユダヤ豪族の息子ベン・ハーの運命を通して、救世主キリストの最後を描いた大作。1959年の公開当時としては破格の製作費1,500万ドル(約13億5,000万円)を注ぎ込んだ一大スペクタクルだ。当時、制作スタジオのMGM(メトロ・ゴールドウィン・メイヤー)は経営難に陥っていたが、アメリカ国内だけで7,400万(66億6,000万円)ドルの興行収入を記録し、経営を立て直したという伝説も。まさにスタジオの救世主となった。(1ドル90円計算)

 その一方で、宗教をテーマにした作品には、映画『モンティ・パイソン/ライフ・オブ・ブライアン』やマーティン・スコセッシ監督の映画『最後の誘惑』など、論争を巻き起こしたものも数多い。俳優メル・ギブソンがメガホンを取った『パッション』は、ギブソンの反ユダヤ主義が作品に色濃く反映されていると非難され、作品はヒットしたものの、ギブソン自身の評判が急落。その後ギブソンは私生活にスキャンダラスなイメージが付きまとい、一時期の栄光からは遠ざかってしまったのは周知の通り。映画に罪はないとはいえ、ギブソンにとっては疫病神といえる映画だったかもしれない。

 上に挙げたとは対照的に、宗教を題材にしつつ、あくまで気軽な娯楽作として製作された作品もある。『天使にラブ・ソングを…』『ダ・ヴィンチ・コード』はその筆頭で、両作はキリスト教文化になじみの薄い日本でも大ヒットを記録。どちらも続編が製作されたのは記憶に新しい。

 そうした中で公開されるのが中村光の同名コミックを原作にしたアニメーション映画『聖☆おにいさん』。イエス・キリストとブッダが東京・立川で共同生活を送るという奇妙奇天烈な設定が話題を呼んだ原作は国外で非難されるどころか、大英博物館で展示されるという快挙も成し遂げた。劇場版ではオリジナル要素も盛り込みつつ、原作でおなじみの宗教ギャグを見事に再現しており、原作ファンならずとも楽しめる作品に仕上がっている。(編集部・福田麗)

映画『聖☆おにいさん』は公開中


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