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さとう珠緒「女優開眼した」と監督絶賛!目黒祐樹ら出演の本格派時代劇が完成

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完成について感慨深げに語った三上康雄監督と目黒祐樹
完成について感慨深げに語った三上康雄監督と目黒祐樹

 1970年代から1980年代にかけて、関西自主制作映画界の雄として活動していた三上康雄監督が、かつて手掛けた時代劇を自らリメイクした映画『蠢動 -しゅんどう-』のお披露目試写会が11日、練馬区東大泉の東映東京撮影所で行われた。会場には三上監督ならびに俳優の目黒祐樹など、関係者が一堂に会した。

目黒祐樹、感無量! フォトギャラリー

 上映後、大きな拍手が会場を包む中、壇上に立った目黒は「三上監督の時代劇愛、情熱が詰まった力作」と本作を絶賛。「時代劇に力がなくなったと言われる時代に、こんなにも気合のこもった作品を観せてくれて。時代劇を愛する者の一人としてうれしいと同時に頼もしい」と感慨深げに語った。

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 三上監督の下には、日本の時代劇を支えてきた一流スタッフが集結。『陰陽師』『桜田門外ノ変』を手掛けた音響効果の伊藤進一は「どこへ出しても恥ずかしくない出来」と満足げ。『最後の忠臣蔵』などで知られる照明技師の宮西孝明も「クランクインする前はどうなるんだろうと思っていたが、思った以上に良い仕上がりになった」と晴れ晴れとした表情を見せた。

 クランクイン前に「自分の観たい時代劇映画がないから自分で作る」と宣言していた三上監督は、自己資金を投じて本作を製作。ついに完成を迎え「ベストを尽くしたなと思っております。自分の観たい時代劇映画を自分で作りたいという思いは達成できた。あとはお客さまに観ていただくだけ」と感無量。

 出演者にも、目黒をはじめ平岳大若林豪さとう珠緒と実力派がそろい、三上監督は「平さんは絵になる方でした。そしてさとうさんは、もともと持っていらっしゃったものもあるとは思いますが、本作で女優開眼されたのではないかと感じています。素晴らしい演技でした」とそのキャスティングにも自信を見せていた。(取材・文:壬生智裕)

映画『蠢動 -しゅんどう-』は10月19日より有楽町スバル座ほかにて公開

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