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星野源、園子温『地獄でなぜ悪い』の主題歌を書き下ろし!

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ヤクザの映画製作に巻き込まれる通りすがりの男…星野源
ヤクザの映画製作に巻き込まれる通りすがりの男…星野源 - (C) 2012「地獄でなぜ悪い」製作委員会

 病気療養中の星野源が、自身も出演する園子温監督の最新作『地獄でなぜ悪い』の主題歌を書き下ろしたことがわかった。同時に、主題歌の一部が流れる本作の予告編も公開された。

はじけきった演技が光る『地獄でなぜ悪い』予告編

 園監督からのオファーを受け、映画と同タイトルの新曲を書き下ろした星野。曲を聴いた園監督が「星野源は、俺の愛そのものになった、あいつは、俺、俺は、あいつ」と大満足の様子を見せる同楽曲は、星野の6枚目のシングルとして10月2日にリリースされる。星野はくも膜下出血の治療のため昨年末から休養に入り今年3月に復帰するも、定期検査の結果で手術箇所が万全の状態ではなくなってきていることが判明し、再び療養へ。現在は活動を休止している。

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 本作は、ヤクザの組長・武藤(國村隼)が、自分をかばって投獄された妻しずえ(友近)の夢でもある「娘(二階堂ふみ)を映画スターにすること」をかなえるために映画製作に挑む姿を描いた人情喜劇。星野は、うだつのあがらない映画青年(長谷川博己)と共にスタッフ&キャストがオールヤクザという異色作の監督を務めるハメになってしまう通りすがりの男を熱演。

 このたび公開された予告編では、武藤と敵対するヤクザの組長・池上にふんする堤真一を含めたキャストのユーモラスにはじけきった演技が光っており、園作品ファンならずとも思わず吹き出してしまうこと請け合い。また、鮮烈な描写を得意とする園監督ならではのアクションシーンも必見で、止まない銃乱射をはじめ、何本登場しているかわからないほどの日本刀でバッサバッサと斬り合い、飛び散る血しぶき。

 最後には、園監督の詩集「東京ガガガ」(1993)をアレンジして監督自身が作詞・作曲した楽曲を「全力歯ギシリ Let's Go~」などと愉快に歌う役者たちの姿が映し出され、紛れもなく園監督初の娯楽作である新境地を垣間見ることができる。なお、本作はイタリアで8月28日より開催される第70回ベネチア国際映画祭で先鋭・革新的な新作を発掘することが目的のオリゾンティ部門への出品が決まっている。(編集部・小松芙未)

映画『地獄でなぜ悪い』は9月28日より新宿バルト9ほか全国公開

映画『地獄でなぜ悪い』予告編 » 動画の詳細
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