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超低予算なのにハイクオリティー!大根仁監督が明かす『恋の渦』の裏側!

超低予算なのにハイクオリティー!大根仁監督が明かす『恋の渦』の裏側!
口コミから異例の拡大公開! 『恋の渦』を手掛けた大根仁監督

 映画『モテキ』などで知られる大根仁監督が、山本政志監督の主宰する映画ワークショップ「シネマ☆インパクト」第3弾として制作した映画『恋の渦』の制作現場を振り返った。無名の出演者、撮影期間4日間、そして超低予算で制作された本作。その中毒性が口コミで広がり、上映時には満席が続出。今月末から異例の拡大公開が始まる。

 まずは10万円といわれる制作費について「10万円は単純に現場でかかった予算で、ポストプロダクションまでの費用を加えると、60~70万円くらい」と切り出した大根監督。「それでも少ないですけど、テレビでもそういうことはやってきたし、予算以上に見えることが一番大事。自主映画の貧乏くさい感じになるのがものすごく嫌だった」と明かす。

 さらに「限られた予算の中でどの機材やレンズを選ぶか意識した。衣装やメイクもほとんど自前。部屋の飾り込みも持ち込みでしたけど、その辺は(画面が豊かに見えるよう)意識しました」という監督。本作で一番お金を掛けた箇所について「弁当代じゃないですか?」と付け加えた。

 原作は劇団ポツドールの三浦大輔による同名戯曲。部屋コンに集まった9人の男女の恋心と下心、本音とうそが交錯する。大根監督は、かつて深夜放送されたドラマ「劇団演技者。」(フジテレビ系)でも三浦作品を手掛け、傑作に仕上げており、「三浦君の戯曲を映像化するのは自信がありますね。相性が良いんですよ」と自負。ドラマでは生田斗真や森田剛といったジャニーズのスターが主演だったが、3日程度の撮影期間で2時間近くのドラマを撮らなくてはならず、条件は『恋の渦』と近かったという。

 そのため本作では、同ドラマで採用した、役者たちが1週間ほどの稽古で芝居を完全な形にしてから本番に挑むというスタイルを取り入れた。「リハーサルをやってから本番に挑んだのは本当に久々です。役者の経験が少なかったり、撮影スケジュールがタイトだと、少なくとも、セリフや段取り、リアクションが全部(俳優の中に)入っていなければどうしようもない」と大根監督。「自分は映画監督ではなく、テレビディレクターなので、(映画界に)どうカウンターを当てられるのかを考えた」と語る通り、ドラマで培ったノウハウを駆使して、知恵と工夫と情熱次第で、面白い映画は作ることができるということを、身をもって実証している。(取材・文:壬生智裕)

映画『恋の渦』は8月31日よりオーディトリウム渋谷ほかにて公開


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