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演技派俳優ベン・フォスターが語るサンダンス映画祭で話題の新作とは?

演技派俳優ベン・フォスターが語るサンダンス映画祭で話題の新作とは?
ベン・フォスター

 映画『メッセンジャー』『メカニック』で注目された演技派俳優ベン・フォスターが、サンダンス映画祭で話題となった新作『エイント・ゼム・ボディーズ・セインツ(原題) / Ain't Them Bodies Saints』について語った。

 銀行強盗をして逃亡中の夫婦ボブ(ケイシー・アフレック)とルース(ルーニー・マーラ)は、銃撃戦で保安官パトリック(ベン・フォスター)を負傷させてしまう。だが、保安官を撃ったルースの罪をかぶって、ボブだけが投獄される。4年後、ボブは脱獄してテキサスに住むルースのもとに向かっていくというドラマ作品。監督は、デヴィッド・ロウリーが務めた。

 今作の注目点についてベンは「映画内のキャラクターの誰もが、必ずしも紳士ではない点が興味深い」と明かし、その理由は「観客はヒーローや悪役などはっきりとしたキャラクターを見慣れているが、この映画ではなかなかキャラクターの人物像がつかめないんだ。保安官パトリックも、ルースが愛するボブと離れてしまい、孤独だったために、彼女に近づき三角関係になろうとする。でもこのパトリックは悪役ではなく、悪い人物でもない。デヴィッド監督が、あくまでパトリックの(ルースを気遣う)良心に焦点を当てているところが魅力だ」と答えた。

 保安官を演じるうえで「この役を演じるため、まず軽自動車でニュージャージーからテキサスまで約1か月かけて移動した。そして、テキサス付近の雰囲気をつかんでから、テキサス州ミッドランドの保安官たちと話したり、彼らのパトロールに同行したり、彼らの家族の家で食事をごちそうになりながら役柄をつかんでいった」と語った。準備期間が十分あったようで、かなり掘り下げた役作りをしたようだ。

 デヴィッド監督とのタッグについて「経験の浅い監督や初監督とタッグを組むことの方が僕には刺激的で、デヴィッド監督ともそうだった。彼は撮影監督ブラッドフォード・ヤングと共に、70年代のテレンス・マリックやロバート・アルトマンのようなスタイルで映画を構成し、美的感覚はロマンチックだ。彼の脚本を最初に読んだときは、まるで古いカントリーソングのアルバムのような感じがした。セットでの彼はクリエイティブな環境を作り、できる限り長い時間俳優同士が接するようにしていた」と評価した。

 映画は、明確ではない人間のモラルを追求した興味深い作品に仕上がっている。(取材・文・細木信宏/Nobuhiro Hosoki)


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