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『人類資金』監督&脚本家、現役大学生たちと激論!「世界を変えることができる」をテーマにトーク

『人類資金』監督&脚本家、現役大学生たちと激論!「世界を変えることができる」をテーマにトーク
トークショーに登壇した福井晴敏、阪本順治監督、古市憲寿

 旧日本軍の隠し遺産「M資金」を題材に『亡国のイージス』の阪本順治監督と福井晴敏が再びタッグを組んだ映画『人類資金』の特別試写会トークショーが21日、東京国際フォーラムにて行われ、阪本監督、福井、そして社会学者の古市憲寿が登壇した。この日は「僕たちは世界を変えることができる」をテーマに、現役大学生約30人とトークした。

 「作り手にとって、こんな恐ろしいイベントはない」と苦笑いを浮かべた福井は、大学生たちが口々に映画の感想を述べていく中、肯定的な意見にホッとした表情。「寝たっていう感想が来たら怖いなって思ってた」と本音を漏らすと、「実際、寝たって人はいるの?」と学生たちに尋ねるなど、終始リラックスした様子だった。

 学生からは「歴代の作品に比べてアクションシーンが少なく、心理戦が多く描かれていたが、どういった心境の変化があったのか?」といった質問が飛び、それに対して福井は「自分の映画は確かに悪いやつが乗った船が最後爆発するような映画が多いが、今回それが少なかったわけではない。劇中、仲代達矢さんが『黙れ』と叫ぶシーンなんて立派な爆発シーン」と応戦。

 また、「人は誰のために世界を変えるのか?」という質問に対しては「ルールは作った人間の都合に合わせて作られる。誰が作っても何かしらのエゴは出てくる。『国のために』と言うと全体的な感じがするけれど、世界という単位でとらえれば、それもその国のエゴということになってしまう。全体が等しく、ある程度のレベルにまで達するということを共通の利益に置き換えることが果たして人間の性として可能なのかどうか、それはわたしたちにもわからない。映画を通じて、そういったことを考えるきっかけになれば」と返すなど、真摯な態度で臨んでいた。

 映画『人類資金』は現代の資本主義社会に一石を投じるようなエコノミック・サスペンス。終戦後、密かに回収された旧日本軍の秘密資金をネタに詐欺を行い続けてきた真舟(佐藤浩市)が、M資金の奪取を持ち掛けられることから始まる騒動を描く。(取材・文 名鹿祥史)

映画『人類資金』は10月19日より全国公開


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