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ジェニファー・ハドソンとアリシア・キーズを直撃、ドラッグ中毒の母親に取り残された子どもを描いた映画とは?

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(左から)ジェニファー・ハドソン、ジョージ・ティルマン・Jr、アリシア・キーズ
(左から)ジェニファー・ハドソン、ジョージ・ティルマン・Jr、アリシア・キーズ - Dave Kotinsky / WireImage / Getty Images

 映画『ドリームガールズ』のジェニファー・ハドソンが、新作『ジ・イネヴィタブル・ディフィート・オブ・ミスター・アンド・ピート(原題) / The Inevitable Defeat of Mister and Pete』について、製作者で歌手のアリシア・キーズ、ジョージ・ティルマン・Jr監督と共に語った。

ジェニファー・ハドソン出演 映画『ドリームガールズ』写真ギャラリー

 同作は、ドラッグ中毒の母親(ジェニファー)が警察に連行され、取り残された子どもミスターが、近所のアジア系少年ピートと共に、何とか夏を生き抜こうとする姿を描いている。アリシアは楽曲を提供し、製作も担当、映画『ノトーリアスB.I.G.』のティルマン・Jr監督がメガホンを取った。

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 その魅力についてプロデューサーのアリシアは「このようなドラッグ中毒の親を持った貧しい家庭の子どもを描くと、人々は先入観だけで鑑賞してしまう。けれどこの映画は、そんな型にハマったものを打ち破った作品なの。ありふれた描き方をせずに、問題(ドラッグ中毒の母親を持った子ども)を深刻に見つめていて、観客は2人の子役にいつの間にか惹(ひ)かれ、彼らを応援したくなるわ」とその出来に満足しているようだ。

 これまでとは全く違った役柄となる、ドラッグ中毒の売春婦を演じたジェニファーは「たいていは演じる役柄に何かしら自分と共通点があるけれど、正直この役柄には何も共通点がなかった。それで、実際に過去にドラッグ中毒で子どもを抱えていたリサという女性と知り合い、彼女の体験を基に、この役柄を自分なりにリアルに膨らませていったわ」とコメント。その言葉の通り、頬のこけたドラッグ中毒の母親を熱演している。

 またティルマン・Jr監督は、映画内で舞台として描かれるプロジェクト(低所得者用の公団アパート)について「脚本はニューヨークの設定だが、企画当初は、製作資金上の問題で(撮影は)無理だった。でもシカゴはほとんどのプロジェクトが壊され、カリフォルニア州は脚本に適さない。結局、また(製作資金を集め)ニューヨークに戻りブロンクスやクイーンズを回り、最終的にブルックリンのプロジェクトになった。脚本通りに学校やスーパーがプロジェクトの近くにあって、コミュニティーとして成り立っていたからだ」と撮影の裏側を語った。

 映画は、ドラッグ中毒の母親が警察に捕まった後、子どもたちのすごすサバイバル生活に焦点が当てられ、強く生き抜こうとする二人の姿が生き生きと描かれている。(取材・文・細木信宏/Nobuhiro Hosoki)

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