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ロケができない!米政府機関閉鎖、映画・ドラマ産業にも影響

ロケができない!米政府機関閉鎖、映画・ドラマ産業にも影響
『ターミネーター2』や『グリース』のチェイスシーンも撮影されたロサンゼルスリバー - David McNew / Getty Images News / Getty Images

 2014年会計年度(2013年10月~2014年9月)の暫定予算が成立せず、連邦政府の一部閉鎖が問題となっている米国において、ハリウッド映画産業にもこの影響が及び始めている。

 映画やテレビのロケでは、必ずそのロケ場所を管轄する機関や責任者から許可を取らなければならない。例えばアメリカには、アメリカ陸軍工兵司令部という、ダムや橋などの土木工事プロジェクトを管轄する機関が存在する。

 ここは、映画『ターミネーター2』やライアン・ゴズリングが主演した『ドライヴ』で使用されたロサンゼルスの人気ロケ場所、ロサンゼルスリバー河川敷の管理を仕切っており、撮影許可から撮影当日のセキュリティーまで、そこを通して手配しなくてはならない仕組みになっている。そして問題なのは、このアメリカ陸軍工兵司令部が、今回の一部閉鎖される連邦政府機関の中に入っていることである。このため、この期間中にロケを予定していた映画やテレビ番組があった場合、撮影が不可能になってしまうわけだ。

 同地におけるロケ撮影の許可をコーディネートする団体「Film L.A.」の担当者フィル・ソコロスキさんは、ロケが1日キャンセルされることでロサンゼルスが被る損害は、15万ドル(約1,500万円・1ドル100円計算)ほどになると語る。さらにフィルさんによると、映画のロケ隊は平均して約150名のスタッフから成っているという。撮影がなくなれば彼らのその日の仕事もなくなってしまうことになり、大変な損害だ。

 これはロサンゼルスに限ったものではなく、映画やテレビの撮影が行われている全米の地域全体の問題である。一部報道では、現在政府の職員約80万人が自宅待機という異常事態になっていると報じられている米国。もはやその影響は政府内だけにとどまる問題ではなくなっており、一刻も早い打開が望まれるところだ。(ロス取材・文:明美・トスト / Akemi Tosto)


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