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日本在住経験アリ!『キャリー』リブート版監督が明かすデ・パルマ版との違い

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『キャリー』への愛を明かしたキンバリー・ピアース監督
『キャリー』への愛を明かしたキンバリー・ピアース監督 - 写真:小林真里

 スティーヴン・キングの処女小説をブライアン・デ・パルマ監督が映画化した、ホラー映画の金字塔『キャリー』のリブートを手掛けたキンバリー・ピアース監督(『ボーイズ・ドント・クライ』)が、本作に懸けた思いを明かした。

映画『キャリー』場面写真

 開口一番「ハジメマシテ」と笑顔で握手を求めるキンバリー監督。続けざまに「ムカシ、コウベニ、スンデマシタ」とまたまた流ちょうな日本語を披露する。なんでも1999年から2年間、神戸に住んでいたのだといい、「今ではもう、ほとんど忘れちゃって、日本語は下手クソだけど」と苦笑いしながらも、和やかな雰囲気で本作について語った(もちろん英語で)。

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 まず『キャリー』との出会いについて、ピアース監督は「小説は一気に最後まで読んだわ。キャリーというキャラクターに激しく恋したの。彼女は複雑でエモーショナルで、宇宙のように大きな存在。誰もが愛してしまうような、ね。彼女を取り囲むキャラクターにも魅了されたわ。極端に娘を保護する母親も最高」とキングの原作小説に夢中だったことを告白。

 では、そんなキンバリー監督版『キャリー』は、デ・パルマ監督版とはどこが違うのか。監督は「デ・パルマのバージョンは大好きだけど、小説を読んで、この作品は伝統的な3人の人物を抽出して描きたいって思ったの。キャリーと母親、そして同級生たちについて。原作で描かれていた要素を視覚的に表現するのは、チャレンジだったわ」と小説に忠実に、独自の観点で映画を再構築したという。

 さらに同作について「スーパーヒーローのオリジン的ストーリーね。キャリーははみ出し者でぎこちなくて、シャイな女の子」と分析するキンバリー監督。そんなキャリーが「自分が持つ特殊な能力を発見する。まるでスパイダーマンよね。偉大なヒーロー。彼女はいろんな意味で普通の人とは異なる特別な存在なのよ」と独特の見解を示した。「この映画は、母娘二人のラヴストーリーでもあるのよ」とキンバリー監督が言うように、多くの面でデ・パルマ版とは異なる新たなる『キャリー』に仕上がっているようだ。作品の出来に期待したい。(小林真里)

映画『キャリー』は11月8日より全国公開

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