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『インファナル・アフェア』から10年!香港映画界復活を告げる大作とは?

『インファナル・アフェア』から10年!香港映画界復活を告げる大作とは?
サニー・ルク監督とリョン・ロクマン監督

 香港映画界の「事件」となったサスペンスアクション大作『コールド・ウォー 香港警察 二つの正義』のリョン・ロクマン&サニー・ルク監督が、このたび来日を果たし、ハリウッドや日本でリメイクされた『インファナル・アフェア』から約10年を経て「香港映画の完全復活」を熱く語った。

 繁華街で起きたテロ・警官誘拐事件をきっかけに、警察内部の昇進をめぐる争いや陰謀渦巻く汚職の実態が明らかになっていく本作。「もし、アジアで安全な場所である香港に、最大の危機が訪れたら、政府や警察などの機関がどう対処するのか。これをテーマに物語を描いた」と語る、脚本も手掛けた両監督。好きな監督を尋ねるとトニー・スコット、スティーヴン・スピルバーグ、マイケル・マンなどの名を挙げ、「常にテンポの良さと、エンターテインメント性が計算されている。この作品もそれらを念頭に置いて作った」と初監督作ながら構成や編集など、長年現場で培ってきたテクニックや感覚を十分に生かしたことを明かした。

 「スター競演のアクション大作」といえば、2002年香港公開の『インファナル・アフェア』との比較は避けられない。ハリウッドで『ディパーテッド』としてオスカーを獲得、日本でもドラマ「ダブルフェイス」としてリメイクもされた傑作と「比較されることは光栄」と二人は語る。「中国返還後、多くの香港人がアイデンティティーを見失っていたとき、あの作品が公開され、香港人は勇気づけられたのだから! それから10年、中国大陸との合作なくして、僕たちは香港映画の大作を撮れなくなってしまった。『コールド・ウォー』も合作だが、あえて香港の街を舞台に、そこに訪れる危機、それに立ち向かう人々を描いたんだ」。

 そんな二人の熱い思いは多くの人々に届き、2012年の香港興収トップとなるメガヒットを記録。また、香港のアカデミー賞にあたる香港電影金像奨では『インファナル~』の7部門を上回る、史上最多9部門で受賞した。まさに、香港映画の完全復活を実証する一本となったのである。(取材・文:くれい響)

映画『コールド・ウォー 香港警察 二つの正義』は10月26日よりシネマート新宿ほかにて全国順次公開


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