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「あまちゃん」成功は三つの挑戦がポイント!?訓覇圭プロデューサーが赤裸々告白!

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「あまちゃん」の製作過程を振り返った訓覇圭
「あまちゃん」の製作過程を振り返った訓覇圭

 27日、東京都写真美術館にてショートショート フィルムフェスティバル & アジア(SSFF & ASIA)のワークショップが開かれ、NHK連続テレビ小説「あまちゃん」のプロデューサー訓覇圭が、4時間にわたって「あまちゃん」の製作の過程を振り返り、「あまちゃん」フリークを喜ばせた。

 訓覇が「あまちゃん」の企画に取り掛かったのは2011年5月のこと。「東日本大震災のとき、僕は『TAROの塔』と映画『外事警察 その男に騙されるな』を作っていたけど、戦後の話とテロの話でいたたまれなかった。それで、次にやるなら朝ドラだと。朝ドラは時報が出るので局内では“時計代わりのドラマ”と言われるけど、生活に根付いていることがポジティブに思えた」と当時の心境を赤裸々に告白。

 「生活に根付き、とにかく笑えるものを」というスタンスから、宮藤官九郎に脚本を打診したところ、「田舎を書きたい」「方言がやりたい」「アイドルはどうですか? で、ママもアイドルなんですよ」と、次々とアイデアが湧き出て「これなら最後まで楽しんで書けます」と快諾してもらったそう。そのときのことを振り返った訓覇は、「電流が走りました。僕はいつも『イケる!』と思うと、電流が走るんですよ(笑)」と、うれしそうに語った。

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 当初は「ママはアイドル」というタイトルだったという本作。そこから徐々に「あまちゃん」が形作られていく中で、訓覇は三つの挑戦をしたといい、「まずは久慈市を舞台にしたこと。次に能年玲奈さん。泳げないし、猫背のヒロインはどうなのかと(笑)。そしてアイドル。業界ものは朝じゃなくても難しいんです。これに付いてきてもらえるか、最後まで悩みました」と打ち明け、「『ヒットの秘訣(ひけつ)は?』と聞かれてもよくわからないけれど、『あまちゃん』がヒットした理由はきっとこれだと思います」と笑い飛ばした。

 期間中、今年のカンヌ国際映画祭短編部門のパルムドールに輝いた『セーフ』や、ベネディクト・カンバーバッチが一人二役に挑んだ『二人』など、注目のショートフィルムが上映された本イベント。その締めくくりとしてワークショップを行った訓覇は、15分という限られた時間で人々を楽しませる朝ドラの魅力を、「朝ドラはたったの15分だけど、ワンシチュエーションで15分一気に撮ってしまうこともあるし、何でもあり。だから、見応えたっぷりで長く感じるときもあれば、面白くて短く感じるときもあるんです」と解説。ショートフィルムにも通じる極意を語り、参加者たちをうならせていた。(小島弥央)

ショートショート フィルムフェスティバル & アジア2014は、現在作品募集中

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