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大鶴義丹、南相馬が舞台の作品に自信 難しい問題に風穴を開けたい

大鶴義丹、南相馬が舞台の作品に自信 難しい問題に風穴を開けたい
作品に自信を見せた(左)大鶴義丹と佐々木心音

 南相馬の被災地を舞台に、極限状態の人間の欲望や感情を描いた映画『裸のいとこ』の舞台あいさつが17日、都内で行われ、脚本・監督を務めた大鶴義丹が主演の佐々木心音と共に登壇して本作の見所などを語った。

 登壇した大鶴監督はまず「震災後、被災地に入ったときに、福島の立入禁止の20キロゲートに出会ってショックを受けた。自分は日本人なので、ここから先に行っては行けないよというのに慣れていない。その時にこの作品の構想を思いついた」と制作のきっかけについて触れ、「何か大げさなものでなく、ここを舞台にちっぽけでおろかな愛を描くことで、膠着している様々な難しい問題に風穴を開けられるのではと思った」と本作について話した。

 主演にグラビアアイドルの佐々木心音を起用した理由については「写真週刊誌のグラビアを見て直感的に決めた」と言い、「昭和っぽい人だなと思った。珍しくそういうタレントが出てきたって。どこか懐かしい、昔の中学の同級生みたいな、恋の原風景みたいな人だと思った」と佐々木の魅力を語った。

 作品にはエロスや暴力シーンなどが登場し、一部ではその内容が不謹慎と叩かれもしたが、大鶴監督は「こういうことを描かないことのほうが不謹慎だと思う」と反論。福島での先行上映もすでに終えたが、「過激な内容なので、怒られるんじゃないかと思うところもあった。でも、共感してくれる人も多くて安心した。僕の言いたいことは伝わったと思う」とその内容に自信を見せていた。

 映画『裸のいとこ』は多くの借金を抱えたまま、福島第一原子力発電所に近い南相馬市にたどり着いた男の目を通し、そこに暮らす人々の欲望や、人間模様を描いたラブストーリー。佐々木は先に公開された初主演作『フィギュアなあなた』よりも前にこの作品の撮影に入ったが、「映画に最初に関わらしていただいた作品。公開が待ち遠しかった」と感想を述べていた。
(取材・文 名鹿祥史)

映画『裸のいとこ』は全国公開中


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