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特撮に惹かれる理由とは?「ネオ・ウルトラQ」の監督たちが分析

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(左から)石井監督、村上、海底原人ラゴン、中井監督
(左から)石井監督、村上、海底原人ラゴン、中井監督

 9日、円谷プロ50周年「ネオ・ウルトラQ」特別上映Part2の初日舞台あいさつがTOHOシネマズ日劇で行われ、メガホンを取った石井岳龍監督と中井庸友監督、そして俳優の村上淳が出席し、特撮に惹(ひ)かれる理由を語り合った。

 「ネオ・ウルトラQ」は特撮界に金字塔を打ち立てた「ウルトラQ」のセカンドシーズンとして製作された特撮ドラマ。3人の中で唯一「ウルトラQ」をリアルタイムで楽しんでいたという石井監督は、小学5年生で初めて同作に出会った衝撃を振り返り、「初めてお茶の間に怪獣がやってきた記念すべき作品で、毎週飛んで帰ってテレビの前にかじりついて観ていました」と思い出を明かした。

 それだけに監督を依頼された際はプレッシャーを感じたこともあったようだが、「(特撮は)無条件に好きなので、今まで経験はありませんでしたが話を頂いて喜んでやりました。不思議なものに触れたいという人間の本能を刺激するし、それを映像で表現するのにとても向いていると思います」と特撮の魅力を語った。

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 一方、中井監督も特撮について「楽しいの一言です」とにこやかに同意。手間暇かけて撮影するだけに思い入れも強くなるようで、「想像したものが形になっていく中で、一つずつみんながアイデアを出し合っていくんです。特に今回の現場はスタッフみんながいろんなところでアイデアを出し合いました。その工程が画にのってくれていると思います」とチーム一団となって臨んだ現場を回顧した。

 さらに村上も「普段僕らが暮らしている街並みとかを特撮で再現して、爆破したりそこに怪獣が歩いたりするところに、作る醍醐味(だいごみ)を感じます。CGにはない引き付けられるものがあります」と語り、観客を大きくうなずかせていた。

 本作は、今月1月よりWOWOWで放送されていたが、巨大スクリーンで観たいという視聴者からの期待に応えて期間限定での劇場公開が決定。この日は第4話「パンドラの穴」(石井岳龍監督)、第6話「もっとも臭い島」(田口清隆監督)、第10話「ファルマガンとミチル」(中井庸友監督)、そしてオリジナル版をカラー化した「総天然色ウルトラQ」より「海底原人ラゴン」が上映された。(中村好伸)

円谷プロ50周年「ネオ・ウルトラQ」特別上映Part2は12月15日までTOHOシネマズ日劇にてレイトショー公開中

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