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ドバイ映画祭開幕!M・シーンに特別功労賞&マンデラ元大統領追悼も

第10回ドバイ国際映画祭

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記念の盾を受け取るマーティン・シーン
記念の盾を受け取るマーティン・シーン

 アラブ諸国最大級の規模を誇る第10回ドバイ国際映画祭が現地時間6日、アラブ首長国連邦(UAE)のドバイで開幕した。ドバイは先ごろ2020年の万博開催地に決定し街中が祝賀ムードに包まれているが、この日は特別功労賞を受賞した米俳優マーティン・シーンらがレッドカーペットに登場し、第10回を迎える節目の年を彩った。

松林要樹監督『祭の馬』場面写真

 同映画祭はアラブ諸国の映画産業の発展と人材育成を目指し、“UAE建国の父”と称される故シェイク・ザイード・ビン・スルタン・アル・ナヒヤーン初代大統領の発案で2004年にスタート。今年は世界57か国から長短編174本がそろった。

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 日本作品とのゆかりも深く、2008年に想田和弘監督の『精神』がアジア・アフリカ・ドキュメンタリー部門で最優秀ドキュメンタリー賞を、2011年に沖田修一監督の『キツツキと雨』がアジア・アフリカ長編部門で最優秀男優賞(役所広司)など3冠を受賞している。

 今年は再び想田監督の新作『選挙2』がアジア・アフリカ・ドキュメンタリー部門に選出されたほか、松林要樹監督の『祭の馬』も同部門に参戦。さらに李相日監督の『許されざる者』が気鋭の映像作家を集めたシネマ・オブ・アジア・アフリカ部門で招待上映され、李監督と俳優の柳楽優弥が現地入りする予定だ。

 また、会期中には現地時間5日に95歳で亡くなった南アフリカの故ネルソン・マンデラ元大統領の自伝を基にしたジャスティン・チャドウィック監督の『マンデラ:ロング・ウォーク・トゥ・フリーダム(原題)/ MANDELA: LONG WALK TO FREEDOM』が上映予定とあって、オープニングセレモニーでは急きょ司会者が哀悼の意を表明する一幕もあった。

 映画祭のチェアマンのアブドゥルハミッド・ジュマは「彼の死は悲しいが、彼の生涯は美しい映画となって残された。この映画は、彼を愛する世界中の人々への贈り物となるだろう」と語った。(取材・文:中山治美)

第10回ドバイ国際映画祭は現地時間14日まで開催(コンペティション部門の結果は13日に発表)
映画『祭の馬』は12月14日よりシアター・イメージフォーラムにて公開 全国順次公開

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