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ジャレッド・レトーが自身のバンドを描いたドキュメンタリー作品を語る!

ジャレッド・レトーが自身のバンドを描いたドキュメンタリー作品を語る!
ジャレッド・レトー

 俳優兼歌手として活躍するジャレッド・レトーが、自らメガホンを取った新作『アーティファクト(原題) / Artifact』について語った。

 同作は、ジャレッド・レトーがボーカルを務めるバンド「サーティー・セカンズ・トゥ・マーズ」が、2008年に所属レーベルEMIとの契約違反で訴訟を起こされた経緯と、2009年に発売されたアルバム「ディズ・イズ・ウォー」のレコーディング過程を描いたドキュメンタリー作品。トロント国際映画祭ドキュメンタリー部門で観客賞を受賞した。

 アルバム「ディズ・イズ・ウォー」の製作過程について「このアルバムは、僕のアパートの地下のレコーディング・スタジオで録音し、製作資金も僕らが出費、そんな小さなグループだけで手掛けた。当時、僕らのバンドはそれほど大きな成功を収めてはいなくて、あまり金も稼いでいなかった。そんな時に、EMIから契約違反で3,000万ドルの訴訟を起こされたんだ! 朝起きてコーヒーを飲む前に、3,000万ドルで訴えられたことが毎日頭をよぎった。自分の夢、仕事、人生を取り除かれた気がするほど、ヒドい体験だった」と振り返った。

 EMIとの契約違反について「あの契約違反はアンフェアなことだった。カリフォルニア州の労働法には、デ・ハヴィランド法(映画『風と共に去りぬ』に出演したオリヴィア・デ・ハヴィランドが俳優の契約権利を有利にさせた法)というものがあって、その法によって誰もが7年間以上の契約に縛られないことが約束されている。それは素晴らしいことなんだ。アーティストによっては、人生まるごと会社と契約した人もいるからね。僕らは、その法を利用してEMIを離れる決断をしたが、逆にEMIから訴えられたんだ」と説明した。結局双方は2009年4月に和解に達したそうだ。

 ミュージシャンとして生き残ることは「僕らが最初にレコード会社と契約したのが1998年で、これまで時間と情熱を音楽に費やしてきて、お金を稼げるようになるまで結構な時間が掛かった。今、ほとんどのアーティストはツアーで稼ぐことが多く、よく真のアーティストはアルバムのセールスにはこだわらないと聞くが、現在の音楽業界はそれほど良い状態ではない。ただ僕にとっては、音楽は生活するためのものではない。何もない状態から音楽を作る情熱と、それを人々と共有することが重要だと思う」と語った。

 映画は、ジャレッドのさまざまな分野への才能をうかがわせ 、さらに音楽業界の事情にも迫った作品になっている。(取材・文・細木信宏/Nobuhiro Hosoki)


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