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ピューリッツァー賞受賞が明かすジュリア&メリル共演作『8月の家族たち』とは?

ピューリッツァー賞受賞が明かすジュリア&メリル共演作『8月の家族たち』とは?
『8月の家族たち』原作・脚本のトレイシー・レッツ

 ピューリッツァー賞を受賞した舞台劇を映画化した話題作『8月の家族たち』について、原作者/脚本家のトレイシー・レッツが語った。

 本作は、オクラホマ州の片田舎に住むヴァイオレット(メリル・ストリープ)の夫が、ある日失踪したことで三姉妹(ジュリア・ロバーツ、ジュリアンヌ・ニコルソン、ジュリエット・ルイス)が集まるが、数年ぶりに再会した家族はお互い本音を明かし、激しいぶつかり合いに発展していくというドラマ作品。テレビドラマ「サウスランド」で製作総指揮を務めたジョン・ウェルズがメガホンを取った。

 ほとんどのシーンが家の中(閉ざされた場所)で起こるという舞台に適した作品を映画化する上で「僕はコロラド州デンバーにある周りが草原だらけの家で育った。この映画でも、そんな僕が育った環境に似た家を、オクラホマで探し出せて、そこが舞台になった。ただその舞台となった家も、実際には広大な土地にあるすごく小さな家で、ある意味閉ざされた場所ではあるんだ。つまり我々(製作者)は、映画内で家族が感じる閉ざされた感覚を、観客にも感じてもらえるように作り上げているんだよ」と明かした。

 ジョン・ウェルズ監督と話し合った内容について「まず、僕らはなぜ原作『August: Osage County』が評価されたかという一般的な会話を交わし、あえて原作からどこをカットすべきかなどは、最初から話さなかった。原作が評価されたのは、言葉やユーモアにあって、僕らはそんな言葉やユーモアを(映画という)視覚的な流れの中で、どうダイナミックに表現できるか探していくことになった。その過程で、ようやく何をカットするか考えていったんだ」と難しい作業について語った。

 そんなユーモアにこだわった理由は「映画『摩天楼を夢みて』でもそうだったが、舞台を映画化する際、よくユーモアが失われることがある。映画自体がふさぎ込んだ出来事ばかりでは、多くのユーモアを失う。だから僕は、事前にジョン監督に同様なやり方で映画化をすれば、全てが台無しだと伝えた。今作では、キャラクターの苦痛がリアルに描かれ、俳優たちもそんな役柄を演じることは難しいはずで、そんな演技を観客がユーモア無しに観ることは無理だとも思ったんだ」と答えた。

 映画は、演技派の俳優陣が繰り広げる演技に引き込まれ、まるで舞台を前列で鑑賞しているような気分にさせられる。 (取材・文・細木信宏/Nobuhiro Hosoki)


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