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新たなアプローチの『フランケシュタイン』映画とは?

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『アイ、フランケンシュタイン(原題)』について語るスチュアート・ビーティー監督(左)とイヴォンヌ・ストラホフスキー
『アイ、フランケンシュタイン(原題)』について語るスチュアート・ビーティー監督(左)とイヴォンヌ・ストラホフスキー

 ハリウッドの話題作『アイ、フランケンシュタイン(原題) / I, Frankenstein』について、スチュアート・ビーティー監督と女優イヴォンヌ・ストラホフスキーが語った。

フランケシュタインのような犬が登場 映画『フランケンウィニー』場面写真

 同作は、200年前にフランケンシュタイン博士が作り上げたモンスターのアダム(アーロン・エッカート)は、いまだ地球上をさまよっていたが、人類の運命を賭けた戦争に巻き込まれた際に、アダム自身が人類滅亡の鍵を握っていることを知ることになるというストーリーだ。映画『コラテラル』『オーストラリア』の脚本を執筆したスチュアート・ビーティーがメガホンを取った。テレビシリーズ「CHUCK/チャック」のイヴォンヌ・ストラホフスキーは科学者テラ役を演じている。

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 撮影がオーストラリアで行われたことについて、「このような大作をオーストラリアで製作する機会は少ない。でも、そんな大作を手掛けられるような才能のある人物や設備は整っていた。だから、素晴らしいロケーションとスタッフで、オーストラリアでもこのような大作ができることを証明したと思っている」とスチュワート監督は答えた。

 今作は、これまで描かれてきたモンスターとは外見が異なるが、「今作は、メアリー・シェリーが執筆したゴシック小説『フランケンシュタイン、あるいは現代のプロメテウス』の世界観をリアルにしたものと言える。実際にメアリーの原作では、ロバート・ウォルトンが姉に向けて書いた手紙形式にリアルに書かれているからね。だから、映画内では死体も手足をつなぎ合わせたものではない。それに首にボルトは付いていなくて、緑色の体でもない、さらに240cmのモンスターでもない」と人間とはかけ離れていない体型であることを語った。

 イヴォンヌは今作への出演について「『CHUCK/チャック』が5シーズンで終わり、あの番組とは違った作品に関わってみたくて、今作はちょうど良いタイミングだったの。『CHUCK/チャック』とは全く違った役で、英国の科学者を演じているわ。監督だけでなく、脚本も務めたスチュアートの脚本の核心にあるアダムの人間味に惹(ひ)かれたの」と答えた。一方スチュアート監督は「イヴォンヌが演じたテラは、最初はアダムのことをモンスターと見ていて、彼のことを“It”とさえ呼んでいるんだ。だが、徐々にテラはアダムに惹かれていく設定になっている」と明かした。

 映画は、全く魂のないモンスターが、いかにして人間性を得ていくかが描かれている。 (取材・文・細木信宏/Nobuhiro Hosoki)

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