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亡くなった兵士の家族に対する特別な責任感…『ローン・サバイバー』監督の思い

亡くなった兵士の家族に対する特別な責任感…『ローン・サバイバー』監督の思い
映画化に特別な責任を感じていたというピーター・バーグ監督 - Alberto E. Rodriguez / Getty Images

 映画『ハンコック』『バトルシップ』などでおなじみのピーター・バーグ監督が、新作『ローン・サバイバー』について語った。

 同作は、2005年6月にアフガニスタンの山岳地帯でアメリカ海軍の特殊部隊ネイビーシールズの任務に就いていた4人(マーク・ウォールバーグ、テイラー・キッチュ、ベン・フォスター、エミール・ハーシュ)が200人を超えるタリバン兵の待ち伏せに遭い、猛攻撃を浴びた極限状態の中で一人の兵士が生き延び奇跡的に生還した実話を映画化した作品。

 『ハンコック』の撮影中に今作のプロデューサー、サラ・オーブリーが企画を持ち込んできたそうだ。「まず、元ネイビーシールズのマーカス・ラトレルが書いた回顧録『アフガン、たった一人の生還』を読むようにと、サラから勧められたんだ。なぜならちょうどその頃、マーカスがハリウッドのプロデューサーたちと(映画化に向けて)話し合うためにL.A.を訪れることになっていたからだ。それからは、この映画化権を獲得するのに必死だった」と語った通り、多くのハリウッド・スタジオがこの回顧録に興味を示していたようだ。

 ピーター監督は、製作のために実際にネイビーシールズの兵士たちと過ごしたという。「彼らは、曖昧で温厚なタイプの人たちではないので、脚本のために彼らから話(回顧録以外の情報)を聞き出すのには苦労した。特に彼らは映画関係者を含めたメディアに対しては疑い深かったからね。だから彼らと話すことに慣れ、イラクに同行するまで1か月くらいの時間が掛かった。それからは、さまざまな話を聞けたよ。そのときの体験は、僕の人生の中でも最も素晴らしい体験の一つになった」と掘り下げたリサーチをしながら準備していたようだ。

 実際にマーカスに会ってみて「マーカスに会うよりも前に、ネイビーシールズの任務で亡くなった兵士たちの両親、兄弟、未亡人に会ってきた。僕らは、亡くなった兵士の家族に対して、特別な責任を感じていたからだ。マーカスは、(『ハンコック』)撮影中の僕のセットを訪れてくれて、その後彼と食事をした。その時に、『あなたなら僕の話を映画化できる』と言ってくれたんだ」と明かした。

 映画は、政治よりも何よりも、ネイビーシールズのような部隊に属する兵士が、戦地のフロントラインで戦っているという意味合いを深く感じる作品に仕上がっている。(取材・文・細木信宏/Nobuhiro Hosoki)


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