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元宝塚・舞羽美海、楳図かずお監督作で退団後初ヒロイン!

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退団後初のヒロイン役に挑む舞羽美海
退団後初のヒロイン役に挑む舞羽美海

 元宝塚歌劇団・雪組トップ娘役の舞羽美海が、漫画家・楳図かずおの長編映画監督デビュー作『マザー』で退団後初のヒロイン役を務めることになった。退団から約1年での大役に、舞羽は「ホラーは実は苦手だったのですが、このお話が決まり、楳図先生のさまざまな漫画を読ませていただき、その独特の世界観に圧倒されました。初監督作品に出演させていただいたことを光栄に思います」と心境を明かしている。

 同作は、楳図の自叙伝的な要素を含むホラー作品。楳図の自伝本出版に伴う調査をきっかけに、彼の創作の原点にある亡くなった母・イチエ(真行寺君枝)の怨念による怪現象を描く。「半沢直樹」(TBS系)での好演も記憶に新しい歌舞伎俳優の片岡愛之助が楳図をふんすることも話題になった。

 舞羽が演じるのは、楳図の自叙伝を出版しようとする担当編集者・若草さくら。2012年末の宝塚退団後初にして映画作品初のヒロイン役となるが、楳図監督自らがオーディションで選んだだけあって、主人公を助け、謎の怪奇現象に立ち向かう女性を熱演している。

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 これまでとは全く異なるホラーというジャンルに体当たりで挑む舞羽は、「宝塚を退団してから約1年、舞台、テレビ、映画といろいろなジャンルに挑戦させていただき、学ぶことばかりです」と新境地開拓に意欲を見せると「この作品は、人間の深層心理が描かれていて、単純なホラーではない、奥深い作品だなと感じます。撮影中、楳図監督はじめ共演の愛之助さん、真行寺さんもとても温かく、現場に行くのが毎日楽しみでした」と充実感と共に撮影を振り返った。

 作品については「今まで楳図作品を読んだことがなかった方も、新たに読みたくなるような面白い映画になっていると思います」と自信。「タイトルにも込められた主人公の母への思い、周りの人々への愛というテーマを大切に演じました」と明かしている。(編集部・福田麗)

映画『マザー』は9月27日より全国公開

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