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『るろうに剣心』蒼紫・伊勢谷友介の決意!『あしたのジョー』を超えるアクションへ

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伊勢谷友介演じる四乃森蒼紫(右)と田中泯演じる翁(左)
伊勢谷友介演じる四乃森蒼紫(右)と田中泯演じる翁(左) - (C) 和月伸宏/集英社 (C) 2014「るろうに剣心 京都大火/伝説の最期」製作委員会

 映画『るろうに剣心 京都大火編』『るろうに剣心 伝説の最期編』で新キャラクターの四乃森蒼紫を演じる俳優の伊勢谷友介が、同役にかける意気込みを語った。2011年の『あしたのジョー』では10キロの減量を行い、見事なボディーを劇中で披露した伊勢谷だが、同作以降はほとんど体を鍛えていなかったとのこと。取材が行われたのはまだ撮影半ばの昨年9月だったが、「怠惰というと語弊がありますが、そういう生活を送っていたので、この映画が決まってから、また鍛え始めました」という口ぶりからは、その本気度がうかがえた。

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 伊勢谷と本作の大友啓史監督は、NHKドラマ「白洲次郎」「龍馬伝」で立て続けにタッグ。だが主人公側のキャラクターを演じた両作とは異なり、伊勢谷は本作で主人公・剣心に立ちはだかる四乃森蒼紫を演じており、「本当は悪役の方が得意なんでしょうね。白洲次郎も悪っぽいところがあるし」とにやり。

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 だが、ハードなアクションシーンにはさすがに疲労を隠せず、「追いつくので精いっぱいです。はっきり言って、(アクション監督の)谷垣(健治)さん率いるアクションチームの目指すところがすごく高い。もちろんできないところは優しく教えてくれて、僕もそれに応えようと思うんだけど、『脚がもたない』と思うところまで撮影が続いたりするので、悔しかったり、『何でこんなのがOKにされちゃったんだろう』『何で俺の脚動かないんだろう』って思うことがすごく多い」と漏らした。

 そんな伊勢谷にとって、刺激になっているのは共演の田中泯の存在だ。37歳の伊勢谷に対して田中は68歳。だがその年齢差に反して、この二人のアクションシーンでは伊勢谷が押される場面もあった。「泯さんは目標ですよ。泯さんを見ていると、人ってこういうふうになれるんだなと思わせてもらえて、すごい」と大先輩への敬意をあらわにした伊勢谷は、「とても刺激的で、悔しいこともあるんですけど、その内にとても楽しくなってくる。いろんな感情、たくさんの感情がやって来るんです」と撮影を振り返った。

 そんな伊勢谷に、大友監督は「『あしたのジョー』の後、『40歳になる前にもう一本、体を作ってやってみようよ』と言っていた」と発破を掛けたことを明かすと、「伊勢谷さん、田中さんと、御庭番衆チームは僕自身が『観たい』と思えるキャスティングができた。この二人が対峙(たいじ)して、戦っているというだけでわくわくする」と確かな手応えを感じている様子だった。(編集部・福田麗)

映画『るろうに剣心 京都大火編』は8月1日より、『るろうに剣心 伝説の最期編』は9月13日より、丸の内ピカデリー、新宿ピカデリーほか全国公開

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