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意外や意外!『ゼロ・グラビティ』はイギリス映画だった!?【第86回アカデミー賞】

意外や意外!『ゼロ・グラビティ』はイギリス映画だった!?
『ゼロ・グラビティ』はイギリス映画だった!? - (C) 2013 WARNER BROS.ENTERTAINMENT INC.

 先日発表されたBAFTAこと英国アカデミー賞で、誰もがアメリカ映画だと思っていた『ゼロ・グラビティ』がイギリス映画に贈られる栄誉である英国作品賞を受賞したことが話題になっている。

 ご存じのように同作の監督はメキシコ出身のアルフォンソ・キュアロン監督、キャストはアメリカ人映画スターのサンドラ・ブロック、ジョージ・クルーニーと、一目見ただけでは中々イギリス映画とは思えない。そんな映画が栄えある英国アカデミー賞で最高賞の一つに数えられる英国作品賞を取ったから大変である。

 それ以来、ネット上では、『ゼロ・グラビティ』がなぜイギリス映画なのかという話題で持ち切り。イギリスのMetro.co.ukでは、「『ゼロ・グラビティ』の英国作品賞受賞にみんなが困惑」という記事を載せ、映画評論家たちのツイートを紹介。「なぜあの映画が?」というものから、「アカデミーのルールをわかってはいるけど、納得いかない」というものまで、さまざまなつぶやきが飛び交っている。

 だが、よくよく調べてみると『ゼロ・グラビティ』は、れっきとしたイギリス映画なのである。なぜならこの映画のプロデューサーは、『ハリー・ポッター』シリーズなどを手掛ける、英国出身のデヴィッド・ハイマン、撮影が行われたのはイギリスのシェパートン・スタジオ、そしてあの目を見張るビジュアルエフェクトはイギリスの会社フレームストアによるものなのだ。

 さらに、キュアロン監督も出身はメキシコにせよ、この13年間、ロンドンに住んでおり、これまでに手掛けた作品の半分近くはイギリスで製作されたものだといい、BAFTAの受賞スピーチでは「僕のアクセントからはわからないと思いますが、自分のことをイギリス映画業界の一員だと思っています」と語っていた。

 BAFTAのルールによれば、英国作品賞は「著しく独創的で新しい考えに富む秀でたイギリス産の映画に与えられる賞」とのことで、『ゼロ・グラビティ』はその定義にしっかりはまっているといえる。いずれにせよ、同作は米国アカデミー賞でも英国アカデミー賞でも評価されている秀作であるということ。人も映画も見かけだけでの判断は禁物なのかも。(文・ロス取材:明美・トスト / Akemi Tosto)

第86回アカデミー賞授賞式は、3月3日(月)午前9時よりWOWOWプライムにて生中継(夜9時よりリピート放送)


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