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いよいよ明日発表!アカデミー賞作品賞の行方は?

第86回アカデミー賞

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(上)『ゼロ・グラビティ』(下)『それでも夜は明ける』
(上)『ゼロ・グラビティ』(下)『それでも夜は明ける』 - (C) 2013 WARNER BROS.ENTERTAINMENT INC. , (C) 2013 Bass Films, LLC and Monarchy Enterprises S.a.r.l. in the rest of the World. All Rights Reserved.

 いよいよ日本時間明日に迫った第86回アカデミー賞授賞式だが、今年の作品賞ほど混沌としたレースは近年まれだ。アカデミー賞前哨戦の一つとして名高い全米プロデューサー組合(PGA)賞においては、映画『ゼロ・グラビティ』と『それでも夜は明ける』が前代未聞の引き分けとなり、両作品に作品賞が贈られるというサプライズもあった。

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 だが、アカデミー賞作品賞の投票の際には、PGA賞で起きたような引き分けを避けるため、好きな作品を1本だけ選ぶのではなく、候補になっている全ての作品を好きな順にランク付けするという形が取られ、1位票を過半数得たものが作品賞に選ばれる仕組みになっているという。さらに一発で50%を超える作品が出ない場合は、最低スコアを出した作品が排除された後、再び残った作品がふるいにかけられ、最後の勝者が決まるまで同様の作業が繰り返されるという。

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 これにより作品賞予想はかなり困難なものになっているわけだが、当然作品によってこのシステムに向き不向きも出てくる。例えば、第78回アカデミー賞作品賞。有力候補といわれていたものの、かなりクセのある『カポーティ』と『ブロークバック・マウンテン』は受賞を逃し、比較的万人向けな『クラッシュ』が栄冠に輝いた。

 このことを考えると、今年の最有力候補とみられる『それでも夜は明ける』も万人受けというよりは好き嫌いが分かれる作品で、とても熱心なサポーターがいる反面、非常に苦手という人もいるため、9本もある候補作品を好きな順に並べるという投票システムだと、最終的には不利になるかもしれないという見解もある。

 GoldDerbyなどのアカデミー賞予想サイトでは、『それでも夜は明ける』と『ゼロ・グラビティ』が1位と2位を占めているが、万人向けの作品という見地から見るとクリスチャン・ベイルブラッドリー・クーパージェニファー・ローレンスら人気スターが集結した『アメリカン・ハッスル』もまだまだ負けておらず、授賞式当日まで何が起こるかわからない状況といえる。果たして、オスカー像を手にするのはこの3作品のいずれか、あるいは意表を突いたダークホースが手にすることになるのだろうか。(文・ロス取材:明美・トスト / Akemi Tosto)

第86回アカデミー賞授賞式は、3月3日(月)午前9時よりWOWOWプライムにて生中継(夜9時よりリピート放送)

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