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『ホビット』キャラクター創造の裏側!スランドゥイル、タウリエル、スマウグはこうして生まれた!

『ホビット』キャラクター創造の裏側!スランドゥイル、タウリエル、スマウグはこうして生まれた!
Wetaワークショップのフィギュアだらけの会議室にて - シニア・コンセプトデザイナーのダニエル・ファルコナー

 映画『ロード・オブ・ザ・リング』および『ホビット』シリーズを手掛けたWetaワークショップ、シニア・コンセプトデザイナーのダニエル・ファルコナーが、現在公開中のシリーズ第2部『ホビット 竜に奪われた王国』に新たに登場するキャラクターがどのように創造されたのかを明かした。

 Wetaワークショップはピーター・ジャクソン監督らによって創設されたニュージーランドの制作会社で、『ホビット』シリーズではコンセプトデザイン、特殊メイク、よろい&コスチューム、武器、クリーチャーの制作を請け負っている。そしてコンセプトデザイナーとは、映画製作者が描こうとしている世界を「コンセプトアート」という目に見える形にする人のこと。監督の「このキャラクターはどんな見た目なのか、どんなコスチュームを着ているのか、どんな武器を使用するのか」といった問いに対して想像し得る限り多くの提案をし、その世界観を共に作り上げていくのが仕事だ。

 ダニエルは、本作で圧倒的な存在感を見せる“森のエルフの王スランドゥイル”について「(『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズに登場する)エルロンドやガラドリエルといった『何が世界にとって正しいことなのか』を基準に行動しているエルフとは違い、『何が自分にとって正しいのか』を中心に考えている。エルフ的であることに加えて、ワイルドで予期できないところもある人物だ」と分析。そんな危険な雰囲気をビジュアルに反映させるべく、スランドゥイルの王冠はとげのようなデザインにしたという。

 J・R・R・トールキンの「指輪物語」「ホビットの冒険」といった原作には登場しない唯一の映画オリジナルキャラクターであるタウリエルは、ピーター・ジャクソン監督の「女性のエルフで戦士。美しくエレガントだけど、自分の面倒は自分で見られて危険でパワフルにも見える人物」という説明を基に創造された。ダニエルは難しかった点について「武器を少なくしすぎると戦士には見えないし、装飾しすぎると活発に見えない。どれだけ武装させるのか、バランスを見つけるのが重要だった」と明かしている。

 そして今回、創造する上で一番のチャレンジだったとダニエルが語ったのが邪竜スマウグだ。西洋文化においてドラゴンの原型といえるスマウグを今描くと、真新しさのない、つまらないものになってしまう可能性があったため、これまでと全く違うドラゴンにしようと試みていた時もあったという。しかしジャクソン監督が「原型から離れすぎると、それはもうスマウグではなくなってしまう」と反対し、その声を受けたデザイナーたちの奮闘の結果、シンプルな、ドラゴンの原型とは何かという点に立ち戻った偉大なドラゴンが誕生した。ダニエルは「僕の娘も『ワァーッ! 今まで見たドラゴンの中で一番!』って言っていたよ」と誇らしげな笑顔を見せた。(編集部・市川遥)

映画『ホビット 竜に奪われた王国』は公開中


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