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最優秀監督賞は『舟を編む』の石井裕也が初受賞!【第37回日本アカデミー賞】

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自身の受賞だけでなく、周囲への感謝を込めてコメントした石井裕也監督
自身の受賞だけでなく、周囲への感謝を込めてコメントした石井裕也監督

 7日、第37回日本アカデミー賞授賞式が行われ、映画『舟を編む』の石井裕也が最優秀監督賞に輝いた。優秀監督賞には、『東京家族』の山田洋次監督、『そして父になる』の是枝裕和監督、『清須会議』の三谷幸喜監督、『凶悪』の白石和彌監督が選出されており、強豪を抑えての受賞となった。

第36回日本アカデミー賞授賞式フォトギャラリー

 『舟を編む』は、2012年本屋大賞に輝いた三浦しをんの小説を原作に、ある出版社の寄せ集め編集部が、気の遠くなるような歳月をかけて辞書作りに挑む姿をユーモラスに描いた作品。辞書の編さんに没頭する主人公・馬締光也に松田龍平がふんしたほか、宮崎あおいオダギリジョーらが出演した。

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 本作では、松田も最優秀主演男優賞を獲得。舞台に上がった石井監督は、「どうもありがとうございます。松田さんをどうしても勝たせたかったというか、勝たせようと思っていたので良かったです」というねぎらいの言葉とともに「一緒に戦ってくれた人たちが素晴らしかったです。感謝しています」とコメントした。

 石井監督は、1983年生まれの埼玉県出身。『川の底からこんにちは』(2009)などで頭角を現し、2010年には同作に主演した女優の満島ひかりと結婚している。(編集部・中山雄一朗)

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