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永瀬正敏主演『KANO』が観客賞受賞!甲子園出場の台湾球児の活躍を映画化-大阪アジアン映画祭

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ウェイ・ダーションが2度目の栄冠! 映画『KANO』出演者
ウェイ・ダーションが2度目の栄冠! 映画『KANO』出演者 - (C)大阪アジアン映画祭

 第9回大阪アジアン映画祭各賞の受賞結果が16日、大阪・福島区のABCホールで発表され、俳優・永瀬正敏主演の台湾映画『KANO』が観客賞を受賞した。エグゼクティブ・プロデューサーを務めたウェイ・ダーションは、監督作『セデック・バレ』で第7回大会の観客賞を獲得しており、2度目の栄冠を得た。

 同作品は日本統治下の1931年に、台湾の嘉義農林高校(嘉農)が日本人・台湾人・先住民の混成チームで甲子園出場を果たした実話を描いたもので、現在、台湾で大ヒット中。海外初上映となった大阪アジアン映画祭でも、スタンディングオベーションとなる熱狂に包まれた。

 マー・ジーシアン監督ら出演者はすでに帰国の途に着いたため授賞式には参加しなかったが、マー監督は「観客賞は最高の激励であり、長編監督作第1作目であるわたしに大きな力を与えてくれます」と喜びのコメントを寄せた。またウェイも「台湾の野球チームが甲子園出場を果たす映画なので、大阪でこの賞を受賞したのは大きな意味があります。観客の皆さん、気に入ってくれて有難うございます」とつづり、文面からも歓喜が伝わってくるようだ。

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 一方、コンペティション部門のグランプリ(最優秀作品賞)はフィリピンのラブストーリー『シフト』(シージ・レデスマ監督)に、未来を担う才能に贈られる「来るべき才能賞」には、映画『ローラーコースター』で監督デビューを果たした韓国の人気俳優ハ・ジョンウに贈られた。

 審査員の一人であるフィリピンの女優ユージン・ドミンゴは「今年は韓国とフィリピン映画の印象が強かった。個人的にはフィリピン映画が5作品も上映されたことをうれしく思います。今、世界がフィリピン映画に関心を示していることが反映されてのことでしょう。そして、わたしたちがここに集うきっかけを作ってくれた映画祭に感謝したい。大阪は世界へつながるゲートウェイだと思います。オオキニ!」と最後は大阪弁で締めて、閉幕した。(取材・文:中山治美)

受賞結果は以下の通り。

【グランプリ(最優秀作品賞)】
『シフト』(フィリピン) シージ・レデスマ監督

【来るべき才能賞】
ハ・ジョンウ監督 『ローラーコースター』(韓国)

【最優秀女優賞】
カリーナ・ラウ 『越境』(香港)

【スペシャル・メンション】
『アニタのラスト・チャチャ』(フィリピン) シーグリッド・アーンドレア P・ベルナード監督

【ABC賞】(朝日放送による賞)
『おばあちゃんの夢中恋人』(台湾) 北村豊晴、シャオ・リーショウ監督

【観客賞】
『KANO』(台湾) マー・ジーシアン監督

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