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新人クリエイター・宇治茶による“劇メーション”とは?

第6回沖縄国際映画祭

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(左から)桜 稲垣早希、宇治茶監督、安齋レオ
(左から)桜 稲垣早希、宇治茶監督、安齋レオ

 24日、第6回沖縄国際映画祭で“劇メーション”の手法を取り入れた異色のアニメ作品『燃える仏像人間』が上映され、監督を務めた新人クリエイター・宇治茶、原作・プロデュースの安齋レオ、主題歌を担当した桜 稲垣早希が登壇した。

映画『燃える仏像人間』場面写真

 “劇メーション”とは監督いわく「紙に絵を描いてハサミで切り取り、割り箸をつけて、それをカメラの前で撮っていく」表現方法。本作は宇治茶監督が脚本・作画・撮影・編集と多くのパートを担当し、実に1年半の時間を費やし完成させた労作だ。

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 客席で観客と共に映画を鑑賞した監督は、途中でトイレに立つと同じくトイレから出てきた小学生の女の子集団と出くわし、「口からシークワーサーゼリーみたいのが出てきてグロかったね」という声を耳にしたといい、「沖縄ならではの表現で感想を聞けて良かったです」と風変わりな本作の監督らしく、独自の感覚で喜びを語った。

 洋画、ホラー映画、さらにジブリ作品も好きという捉えどころのない宇治茶監督は、本作にも『耳をすませば』のテイストが入っていると明かしたが、これには稲垣から「絵のタッチが違いすぎる」とツッコミを入れられていた。

 まさに唯一無二、他に類を見ない怪作というべき本作だが、第17回文化庁メディア芸術祭でエンターテインメント部門優秀賞を受賞し、海外映画祭でも多く上映されるなど好評を得ている。現在、新作を製作中という監督は「1年後、2年後ぐらいにぜひビーチスクリーンで上映できたらいいなと思います」と次作、そして映画祭再訪の意気込みを語り、舞台あいさつを締めくくった。

 本作は、“劇メーション”の手法で、実家の仏像を盗まれ両親を惨殺された女子高生・紅子がその謎に立ち向かう姿を描く。声優は「とある魔術の禁書目録(インデックス)」シリーズの井口裕香のほか、寺田農原知佐子星光子らが担当する。(長谷川亮)

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