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新生「キカイダー」は中高生の胸を熱くする映画に!

新生「キカイダー」は中高生の胸を熱くする映画に!
KADOKAWAの井上伸一郎と東映の白倉伸一郎プロデューサー

 1970年代に放送された故・石ノ森章太郎さん原作の特撮番組「人造人間キカイダー」をリメイクした映画『キカイダー REBOOT』のエグゼクティブプロデューサーを務めたKADOKAWAの井上伸一郎、そしてプロデューサーを務めた東映の白倉伸一郎が、同作への熱い思いを語った。

 体内に不完全な「良心回路」が組み込まれたアンドロイドのジローは、それゆえに正義と悪の感情を持ってしまい、苦悩する……。「キカイダー」は、そのユニークなキャラクター設定と、深みのあるドラマ性から高い評価を受けつつも、実写リメイクは不可能だといわれ続けてきた。
 
 そんな難しい企画を主導したのは井上だったという。「わたしが中学生の頃には、ブルース・リーのカンフー映画のような、中高生が胸を熱くする映画がありましたが、今はそういった大人への橋渡しになるような映画が少ない。日本の映画業界が苦戦している原因はそこではないだろうか」という思い、そして石ノ森ヒーローで育った井上自身の「中高生の自分ならきっと観たいと思うだろう」という情熱が、本作を生み出す原動力になった。

 一方の白倉は「井上さんから言われなければ、このリメイクはやろうとは思わなかった」と断言。「例えば(1973年に放送された)『ロボット刑事』とかなら、ロボットと人間の刑事のバディー物として展開もできるが、キカイダーは本当に難しいんです。キカイダーとは何だ、オリジナル版の魅力とは何だったのか、ということを根本的に突き詰めなければならない」と語る通り、脚本作りは困難を極め撮影に入るまでに2年の歳月がかかった。

 またキカイダーといえば、右半身は「善」を表した青色、左半身が「悪」を表した赤色に分けられた、左右非対称なデザインが特徴。本作では、そのデザインを尊重しつつも現代風なアレンジが試みられており、「ボディーの質感は全員で(同じくボディーカラーが左右非対称の)『仮面ライダーW(ダブル)』的な雰囲気が良いのではないかということになりました」と井上。白倉は「キカイダーの魅力は、少年のように完成されていないところ。あまり強すぎてもいけないし、発展途上でないとならない。だから顔も小さく、細身でなくてはいけない。造形もどんどんシンプルにそぎ落としました。そこが一番苦労したところだと思います」と付け加え、製作を振り返った。(取材・文:壬生智裕)

映画『キカイダー REBOOT』は5月24日より全国公開


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