世界最高峰のピアニスト、マルタ・アルゲリッチのドキュメンタリー映画が公開決定！

　世界的有名ピアニスト、マルタ・アルゲリッチのドキュメンタリー映画『アルゲリッチ 私こそ、音楽!』が今秋公開されることがわかった。本作は、あるときから取材やインタビューを受けることはなくなったというマルタのプライベートが見られる貴重な映像となる。

　マルタは1941年にアルゼンチンで生まれ、子供のころからピアニストとして非凡な才能を発揮。12歳のときペロン大統領による奨学金でウィーンへ留学し、16歳にして二つのコンクール（ボルツァーノとジュネーブ）で優勝。24歳のときには、ワルシャワのショパン国際ピアノコンクールで優勝し、現在も世界中で演奏活動を行っている。今はスイス国籍を取得し、そこで3人の娘を授かっている。

　本作は彼女の実の娘であるステファニー・アルゲリッチが監督を務め、家族にだからこそ見せるマルタの素顔を映し出す。本作のプロデューサーは、『パリ・オペラ座のすべて』『クレイジーホース・パリ 夜の宝石たち』のピエール・オリヴィエ・バルデが務めている。

　日本公開に加え、ステファニー監督の来日も決定。5月3日から5日まで東京国際フォーラムで開催される「ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン『熱狂の日』音楽祭 2014」内で、3日午後4時から本作のプレミア上映を予定。上映後はステファニー監督によるティーチインが行われる。同日の同音楽祭ではマルタの演奏も予定されている。（編集部・井本早紀）

映画『アルゲリッチ 私こそ、音楽!』は今秋Bunkamura ル・シネマほかにて公開