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森三中・大島に、記念撮影やサインを求める観客が殺到!-ウディネ・ファーイースト映画祭

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左から、サブリナ・バラチェッティ、大島美幸、藤田容介監督
左から、サブリナ・バラチェッティ、大島美幸、藤田容介監督

 森三中の大島美幸が丸刈りの“おっさん”を演じたことで話題の映画『福福荘の福ちゃん』(今秋公開)が、イタリア時間25日に開幕した第16回ウディネ・ファーイースト映画祭で海外初上映された。大島と藤田容介監督が現地入りし、舞台あいさつを行った。

 昨年の同映画祭のオープニングでは、映画『俺俺』が選出されたKAT-TUNの亀梨和也が来場して盛り上がったが、今年は大島だった。『福福荘の福ちゃん』は、映画『全然大丈夫』(2007)の藤田監督の才能に惚(ほ)れ込んだ英国・ドイツ・イタリア・台湾、そして日本の5か国で共同製作した国際プロジェクトで、そのプロデューサーの一人が本映画祭プレジデントであるサブリナ・バラチェッティ。そうした縁もあり、沖縄国際映画祭に続いての待望のお披露目が実現した。

 もっとも大島は「外国の方に、わたしが男に見えるか心配」と漏らし、この日はリボンがたくさん付いたキュートなワンピースを着用して、あえて劇中とのギャップを強調する作戦に出た。その効果はテキメンで、作業着姿のおっさん大島がスクリーンに登場するや、早速、会場から笑いが漏れた。終わってみれば大島の元には記念撮影やサイン目当ての観客が集まり、口々に「素晴らしい!」との賞賛の声が贈られていた。

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 上映後、大島は「ウディネの方の笑い声に釣られて、わたしも一緒に笑ってしまいました。この映画を観るのは3回目なんですけど、やっぱり面白かった(笑)。さすが監督」と語り、映画祭に連れてきてくれた藤田監督に感謝した。一方、藤田監督は観客の反応が気になってずっとドキドキしていたそうで「ホッとしています。すごく細かいところまで観てくれているなと実感しましたね」と好感触に胸をなでおろしていた。

 今年の同映画祭ではクロージングに阿部寛主演『テルマエ・ロマエII』も上映され、日本人の性別も人種も超越した挑戦に注目が集まりそうだ。(取材・文:中山治美)

映画『福福荘の福ちゃん』は今秋公開
第16回ウディネ・ファーイースト映画祭はイタリア・ウディネ市内で5月3日まで開催

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