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伊映画祭、日本文化体験イベントが開催!ファン制作の短編『ルパン三世』の上映も -ウディネ・ファーイースト映画祭

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日本酒講座を楽しむ現地の人たち
日本酒講座を楽しむ現地の人たち

 イタリアで開催された第16回ウディネ・ファーイースト映画祭では会期中、東アジア、東南アジアで制作された映画を対象とする同映画祭にちなみ、ウディネ市内各所で実際にアジア文化に触れるイベントが実施され、市民から好評を博した。

 今年で2年目を迎えたイベントは、映画祭と並行してウディネ市が主催して行ったもの。昨年も多くの市民が参加して盛り上がったが、今年はさらにバージョンアップ。日本関連イベントでは書道や茶道、弓道といった伝統文化のみならず、コスプレコンテストの参加者が自主制作した実写版短編映画『ルパン三世』の上映とラーメンパーティーや、すしワークショップなどトレンドを取り入れたプログラムが組まれた。

 和食ブームを反映するかのように日本酒講座も開催され、約50人が参加。現地で日本酒の普及活動を行っている非営利団体「酒道イタリア」のメンバーが講師を務め、この日は、無ろ過生原酒「梅津の生モト」(鳥取・梅津酒造)、純米生酒「小左衛門」(岐阜・中島醸造)、山廃純米「美田 豊醸」(福岡・井上合名会社)という、海外ではめったにお目に掛かれない貴重な3種類が用意された。

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 ワインのように、原材料や製法によって全く特徴の異なる味わいになる日本酒を飲み比べながら盛り上がっていた。日本在住歴があるウディネに住む女性は「日本の味が懐かしくなってきた。日本に行ったことのない夫にも関心を持ってほしくて」と夫を同伴し、食後酒のような味わいを持つ「美田」に舌鼓を打っていた。

 また、書道教室にも参加していた地元の女性は「日本文化全てに興味があって参加しました。日本の文化は本当に美しいと思います。でも日本は遠いし、航空運賃も高くてなかなか行けないので、こういうイベントがあるとうれしい」と次の日には茶道教室も受講することも楽しそうに話していた。ウディネでは、映画祭をきっかけとした文化交流が着実に根付いてきているようだ。(取材・文:中山治美)

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