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『風立ちぬ』原画展が開幕!二郎の紙飛行機&菜穂子のパラソルも展示

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『風立ちぬ』の世界に入ったかのようです!‐原画展より
『風立ちぬ』の世界に入ったかのようです!‐原画展より - (C) 2013 二馬力・GNDHDDTK

 宮崎駿監督の最後の長編アニメーションとなった映画『風立ちぬ』のブルーレイ&DVD発売を記念して、25日より都内にて原画展が始まった。宮崎監督直筆のイメージボードをメインに、キャラクター設定や背景画、美術ボードなど100点以上の原画がそろい、映画の美しくて懐かしい映像の秘密に触れられる内容となっている。

『風立ちぬ』原画展フォトギャラリー

 展示で目を引くのは、やはり宮崎監督自らが描いた原画だ。制作の初期段階に監督の頭の中だけに存在する原型イメージを、画として描き下ろした作品のエッセンスともいえるもの。少年時代の主人公・堀越二郎と家族の姿や、堀越邸の周辺の風景、二郎と鳥型飛行機の詳細なイメージなどが書き込まれ、監督が二郎と彼の夢である飛行機の姿を画にしていく過程を追体験できるかのよう。

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 特に圧巻なのは、飛行機製作者・カプローニによる飛行機や爆撃機の詳細なイメージ画で、機の構造を緻密に描くとともに、余白には監督自身の鉛筆書きの解説や、アニメーターへの描画上の注意やアドバイスなども書き込まれている。

 『風立ちぬ』は、戦争や大震災、世界恐慌による不景気によって閉塞感に覆われていた大正から昭和にかけての日本で、美しい飛行機を作りたいという夢を抱いた青年が成し遂げた希代の戦闘機・ゼロ戦の誕生、そして青年と少女との出会いと別れをつづる。

 空に浮かぶ雲や草原の木々が美しく広がる美術ボードも多数展示されているほか、ヒロイン菜穂子がスケッチを描いていたシーンのパラソルや、二郎が菜穂子を元気づけようと作った紙飛行機なども、作品世界から抜け出したように実際に配置され、映画の世界観を堪能できる展示となっている。(取材・岸田智)

映画『風立ちぬ』原画展は6月30日まで東京ソラマチ5F「スペース634」にて開催

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